2015年の鈴鹿8耐公開合同テスト。雨の1日目はNo.090au&Teliuru・Kohara RTの秋吉耕佑が2分18秒070をマーク。2番手以下に2.3秒以上の大差をつけるトップタイムを記録した。
朝から強い雨に見舞われた鈴鹿サーキット。ケーシー・ストーナーをはじめ、元Moto2王者のトニー・エアリスや世界で活躍するアレックス・ロウズやエルワン・ニゴンらも参加。豪華メンバーでのテストということもあり、朝から多くのファンがパドックに集まり、彼らのサインを求めていた。
セッションは終日に渡ってウエットコンディション。特に午前中は雨が酷く、ストーナーも数周走った後は走行を控えるほど。そんな中、濡れた路面に強いと言われるダンロップタイヤを装着するNo.090を駆る秋吉は、いきなり2分22秒581をマーク。セッション1が終了した時点で2番手以下に3秒以上もの大差をつけた。
雨量が弱まった午後のセッション2ではさらにタイムを伸ばし2分18秒070。結局2番手のNo.17Team KAGAYAMAに2.3秒の差をつけ総合トップで初日を終えた。2番手のTeam KAGAYAMA。当初は加賀山と芳賀のみの参加予定だったが、先日チーム加入が発表された清成龍一も参加。メインバイクとスペアバイクの2台を3人でシェアし積極的に周回。本番に向けてデータを収集していた。3番手にはNo.12ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス(スペアバイク)が入っている。
この他にも、目立った動きを見せていたのがNo.01エヴァRT初号機トリックスター。エルワン・ニゴンも雨の中で果敢なライディングを披露。彼らが所属していたAグループのセッションは比較的雨量が多かったため、2分23秒384がチームベストだったが、上位を独占したチームと同じBグループで走行できていれば、彼らに匹敵する速さを見せていたかもしれない。参戦6年目となるエヴァRT初号機トリックスター。今月末の本番でも上位に食い込む走りが期待できそうだ。
注目のケーシー・ストーナーは、雨量が弱まったセッション2で積極的に周回。8耐仕様(1000ccプロダクションバイク)のマシンが初めてということもあり、今日はあくまで完熟走行に徹していた様子。本格的なペースアップは明日の2日目になりそうだ。
そして、18時30分から本番を想定したナイトセッションの走行時間も設けられ、暗闇の鈴鹿サーキットを各車ヘッドライトを点灯して走行。日が暮れてもこの瞬間を楽しみにしていたファンも各コーナーで数多く見られた。
明日もA・Bグループに分けられ、計3回ずつのセッションが予定されている。
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