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【SF】2017第7戦鈴鹿:台風21号の接近により決勝レース中止、石浦がチャンピオンを獲得
- 2017/10/22
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2017年のスーパーフォーミュラ第7戦が10月21・22日に鈴鹿サーキットで行われる予定だったが、台風21号の影響により、決勝レースが中止となった。
今回はチャンピオンが決まる1戦。さらにF1アメリカGPとの日程重複で参戦するかどうか心配されていたピエール・ガスリーもスーパーフォーミュラのタイトル獲得挑戦を優先するということで、注目を集めた。
しかし、超大型の台風21号の接近と秋雨前線の影響で、金曜日の専有走行から雨模様になってしまう。土曜日になると天候は悪くなる一方で、もし悪天候で予選が開催できなかった場合は、イレギュラーではあるがフリー走行の順位をグリッドに適用することを決定。
午前中のフリー走行から、各車が強い雨の中で果敢にアタックをする姿が見られた。しかし、路面コンディションはフルウエットの状態で、開始早々には中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)がクラッシュしたほか、コースオフするマシンが続出。赤旗が4回出る混乱のセッションとなった。
午後の予選は定刻より5分遅れで始まるものの、開始直後からサーキットは豪雨となり、即赤旗中断。天候を回復を待った。約40分に及ぶ中断のちにセッションが再開するも、コース上のいたるところで川ができており、残り14分のところでフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)、残り8分では小林可夢偉(KCMG)が1コーナーでコースオフ。赤旗中断を余儀なくされる。
この時点でランキング首位の石浦は、しっかりとしたタイムが出せておらず、グリッドが後方になるピンチを迎えていたが、セッション再開と同時に真っ先にタイムアタック。1分54秒698をマークし、暫定トップに浮上するが、これをアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が0.1秒上回り、トップを奪う。一方、石浦を0.5ポイント差で追いかけるピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)も、アタック中に赤旗が出るなど苦戦。セッション終盤のタイムアタックでも、途中でナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)がスピン。これでタイムアタック中断を余儀なくされたほか、それを避けるために減速していた山本尚貴(TEAM MUGEN)にも近づいてしまい、リズムが崩れてしまった。
そして残り1分30秒のところで最後のアタックに入るが、その1コーナーで可夢偉、ローゼンクヴィストと同じように川にのってスピンを喫してしまう。これで4度目の赤旗が出され、そのままセッション終了。結局Race1はロッテラーがポールポジションを獲得。天候状況と、その後のスケジュールにより、Q2以降は実施されず、Q1のセカンドベストでRace2のグリッドが決定。ヤン・マーデンボロー(ITOCHU TEAM IMPUL)が初のポールポジションを獲得した。
その後、17時15分に台風接近に伴い、決勝レース中止が発表。不完全燃焼なシーズンエンドとなってしまったが、これでチャンピオンは石浦に確定。ガスリーはランキング2位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを勝ち取った。
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