いよいよ今週末に迫った2017F1日本グランプリ。6日(金)の開幕を前にレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンが来日し、都内で日本のメディアを対象とした囲み取材に出席した。
前回のマレーシアGPではフェルスタッペンが今季初優勝を飾り、リカルドも3位表彰台を獲得。すぐに日本への移動と多忙なスケジュールだったが、2人とも疲れを見せず笑顔で登場した。
会場内には、10月22日に赤坂サカスで開催予定の「RED BULL BOX KART RACE TOKYO 2017」のPRのために、ボードとレッドブル缶を模したカートが用意されていたのだが、特にフェルスタッペンが気に入った様子で、自分でカートに乗り込み縦横無尽に走り回るなど、お茶目な一面も見せた。
まずは、見事な勝利を飾り日本にやってきたフェルスタッペン。「1勝目の時は正直ラッキーな部分もあったけど、今回の勝利はスピードも相手に比べて劣っていなかったし、レース中はしっかりとギャップを作ることもできた、自分にとっても良い勝利になったよ。ここ数戦は、とても悔しい日曜日を過ごしてきたから、チェッカーフラッグを受けた時はとても嬉しかったね」とマレーシアGPを振り返った。
鈴鹿での日本GPでは、昨年2位表彰台を獲得しているが、今年に関しては慎重。「昨年の鈴鹿はいい走りができたけど、今年はどうか分からない。相変わらずメルセデスは速いからね。マレーシアから良い流れで来られているから、今週末も速さをみせたいし、ライバルと近い位置で走りたいね」と語った。
一方、マレーシアGPでは3位に入ったリカルドは、「(鈴鹿でも)もちろん2台のレッドブルが表彰台に登ると思うよ」と自信満々にコメントするが、今週末のレースについては、このように予想していた。
「ドライだったらフェラーリが速そうだね。ただ、メルセデスとの距離は近づいているけど、どうなるかは今週末始まってみないと分からない。雨になれば、チャンスは広がってくると思うよ」
ただ、鈴鹿サーキットは本人も好きなコースの一つ。特に逆バンクからダンロップがチャレンジングだという。
「鈴鹿サーキットは難しいけど、エキサイティングな印象。僕にとっては好きなコースの一つだよ。テクニカルという印象はあまりなくて、どちらかというとコーナリングスピードが速いというところが難しいと感じる。特にターン6と7(逆バンク~ダンロップ)はチャレンジングだね。ターン6(逆バンク)は下っていて、ターン7(ダンロップ)にかけて上って行く。ターン7は基本的にアクセル全開だから、ジェットコースターに乗っているような気分。難しいけどチャレンジングだね」
そして、2人とも何より楽しみにしているのが熱狂的な日本のF1ファン。フェルスタッペンは「日本のファンは本当に熱狂的で、他の国と比べてもものすごく気合が入っている。だから今週末みんなに会えるのが嬉しいし、そのファンが見守る中でレースができるのは素晴らしい。とにかく今週末が楽しみだよ」とコメント。
リカルドも「日本のファンは素晴らしいね。すごく誠実だし、クレイジーなところあるし、レースウィークの時は皆さまざまなスタイルで楽しんでいる。スーツを着たりヘルメットを被ったり、いろんな衣装で登場したり。そこがクレイジーだなと思うけど、ドライバーたちは、そんな日本のファンが好きだし、それを楽しみに来ているところもあるからね」と、それぞれの印象を語ってくれた。
日本に来てからもメディア対応などで大忙しの2人だが、今週末はどんな走りを見せてくれるのか。非常に楽しみなところだ。
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