2017“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会が行われている鈴鹿サーキットで29日、恒例の前夜祭が開催。今年は40回記念ということで、たくさんのレジェンドライダーが登場し、当時のマシンのデモランを行なった。
今年は18時30分から始まった前夜祭。まず最初は「キング・ケニー〜1985年の衝撃〜」と題して、ケニー・ロバーツ氏によるデモランを開催。
1985年の鈴鹿8耐で、平忠彦と組んで参戦したケニー・ロバーツだったが、残り30分でトラブルによりストップしてしまった。今回はトラブルが発生した18時58分、全く同じ時刻にヤマハFZR750に乗りコースイン。会場からは当時を彷彿とさせるような歓声に包まれた。
当時と同じTECH21カラーのスーツに身を包んだロバーツは、当時を思い出すかのようなアグレッシブなライディングを披露。あの時受けられなかったチェッカーフラッグを受け、会場も盛り上がった。
続いては、恒例の「バイクで会いたいパレード」。今年も全国から集まったバイクがパレードを行い、徐々に「お祭り」モードになっていく。
その後は、グランドスタンド前でトークショー中心でイベントで進み、ジャック・ミラーや中上貴晶などMotoGP、Moto2など世界を舞台にして戦うライダーが登場し、明日の決勝に向け意気込みを語った。
そして、今回一番盛り上がったのが第1回優勝チームであるヨシムラスズキ全面協力のイベント「ヨシムラ ナイトデモンストレーション」を開催。
過去4度、鈴鹿8耐を制しているヨシムラが、そのうちの3台の優勝バイクを用意。さらに第1回鈴鹿8耐を制したウェス・クーリー氏も来場。グレーム・クロスビー氏、ケビン・シュワンツ氏とともに昔の8耐の様子を振り返っていた。
最後にはクーリー氏、クロスビー氏、さらにチームカガヤマのオーナーであり、2007年優勝メンバーの加賀山就臣の3人で迫力あるデモランを披露。クーリー氏は、アクシデントによる怪我で現役を引退。現在はこういった表舞台には出ずに生活していたが、今回は40回記念ということで出演が決定。「こんな素晴らしい機会をくれたヨシムラに本当に感謝しているよ」と最後は満面の笑みだった。
最後には、毎年鈴鹿8耐で優勝したライダー、完走したチームを讃える花火が打ち上げられ、一足早く鈴鹿の夜空を彩っていた。
20時過ぎからは、鈴鹿8耐の恒例イベント「ナイトピットウォーク」が開催。今年もエヴァレースクイーンがスペシャルコスチュームで登場した他、各チームとも思考を凝らした演出で、いつもとは違う幻想的な空間となっていた。
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