いよいよ、2017年のF1世界選手権が24日、オーストラリアのメルボルンで開幕を迎える。
今年はレギュレーションが大幅に変更され、マシンの外観も大きく変わった。これにより、予測ではラップあたり5秒は早くなると言われており、早速3月初旬に行われたバルセロナでのプレシーズンテストでも前年を大きく上回り非公式ながら最速タイムを記録。この開幕戦でも、コンディションが整えばコースレコードの更新は間違いなさそうだ。
昨年は最終戦までメルセデスの2台が激しいチャンピオン争いを繰り広げ、ニコ・ロズベルグが初の栄冠を手にしたが、その5日に突然引退を表明。これにより1994年以来、23年ぶりに前年チャンピオン不在の中でシーズンがスタートしていくことになる。
レギュレーションの変更、王者の不在など例年にない要素はあるものの、シーズン前から好調なのは今年もメルセデス勢。ロズベルグの後任として急きょ加入したバルテリ・ボッタスが速さをみせており、自身の初優勝はもちろん、僚友ルイス・ハミルトンとのトップ争いを演じていくことになりそうだ。
そこに対抗しそうなのが、今年もフェラーリとレッドブル。中でもフェラーリ勢が好調で、全8日間あったテストのうち約半分のセッションでトップタイムをマーク。昨年は1勝もできなかっただけに何としても巻き返したいところだろう。
さらにレッドブル勢も相変わらず好調。シーズン序盤は、この3チームによるトップ争いが見られそうだ。
そしてタッグ3年目を迎えるマクラーレン・ホンダだが、テスト前ではトラブルが頻発。フェルナンド・アロンソも怒りをあらわにするシーンがみられた。現在の状況を考えると1基のエンジンで戦う最初の4〜5戦は苦戦が強いられることは確実。それでも、今年は何としても結果が欲しいシーズンだけに、1つでも上のポジションを目指したいところだ。
メルボルンでの開幕戦は25日に公式予選、26日に決勝が開催。これを皮切りに今季は全20戦が予定されている。
今年のワールドチャンピオンに輝くのは、果たして誰なのか?注目のシーズンが、いよいよ動き出した。
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