2017年のWRC第2戦スウェーデンが9〜12日の日程で行われ、トヨタが復帰2戦目で勝利を飾った。
前回の開幕戦モンテカルロで、いきなり2位フィニッシュと好スタートを切ったトヨタ勢。今回はさらにマシンも熟成させ、スノーコンディションの第2戦に挑むと、いきなりSS1でヤリ・マティ・ラトバラがトップタイムをマーク。幸先の良いスタートを切った。
Day2になると、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)との激しいトップ争いを展開。SS4でステージトップを獲得するも、後半はヌービルのペースとなり総合2番手に。さらにDay3ではM-SPORT(フォード)勢が序盤の遅れを取り戻す走りを見せ、SS14終了時点でオット・タナクがラトバラの4秒後方に迫った。
さらに2日目のSS5でユホ・ハンニネンがクラッシュを喫し優勝争いから脱落。ラトバラも思うようにペースが上がらず、悪い流れになり始めているかと思われたが、SS15で首位を快走していたヌービルがまさかのクラッシュしデイ・リタイア。トップに浮上し最終日を迎えた。
2番手のタナクとはわずか3.8秒差で、緊迫したトップ争いが予想されたが、いざ始まるとラトバラのペース。SS16で7秒、SS17では約9秒引き離し、合計タイムで20秒のアドバンテージを持って、最終SS18へ。ここでもタナクとのタイム差を意識するのではなく、攻めた走りを披露。結局このSSも制し、見事トヨタに復帰2戦目での優勝をもたらした。2位はタナク、3位にはセバスチャン・オジェが続いた。
トヨタがWRCで優勝を飾るのは、1999年の中国以来18年ぶり。また日本車がWRCを優勝するのは2005年のペター・ソルベルグ(スバル)以来12年ぶりの快挙。そしてラトバラ自身にとっては昨年のメキシコ以来、およそ1年ぶりの勝利となった。
今年は彼らが再びWRCに挑戦することについて、各マスコミでも大々的に取り上げられており、現在も優勝の一報がSNSなどを中心に早速話題になっている。
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