今年もSUPER GTのGT300クラスに参戦するスバルは13日、東京オートサロンの会場でモータースポーツ体制を発表した。
毎年恒例となっている年初のオートサロンでの体制発表。今回もSUPER GTの他にニュルブルクリンク24時間レースやラリーなど、スバルが関わる主なモータースポーツ活動計画が明らかになった。
SUPER GTに関しては、今年もR&D SPORTがチーム運営を行いスバルBRZで参戦。ドライバーは引き続き井口卓人と山内英輝が務め、総監督も辰巳英治氏が続投する。
一見体制面では変更がないように見えるが、マシンは大幅にモディファイされるとのこと。今年大きな8つの変更点があり、その中にはエンジンのパワーアップ、駆動方式の見直し、シャシー、空力面も一新させる。2012年にデビューしたGT300仕様のBRZとしては、ここまで中身の一新するのは初めてと言えるほどだ。
昨年はシーズン中盤で3戦連続で表彰台を獲得。第6戦鈴鹿1000kmではチームとしては2年ぶりとなる優勝を飾り、チャンピオン争いも展開。しかし終盤戦で好結果を残すことができずランキング6位に終わった。
それだけに今年はハード面での弱点を徹底的に潰し、貪欲に優勝とチャンピオン獲得を狙っていく姿勢が体制発表での各人のコメントから伺えた。
山内は「昨年は本当に悔しい思いをした1年でした。やっぱりチャンピオンを取らないと歴史に名を刻めないので、今年は必ずチャンピオンを取れるように頑張りたいです」と意気込みを語った。
井口は明確にターゲットを設定。「今年は僕の中で三つの目標を立てたいと思っています。まず一つ目がSUPER GTでのチャンピオン獲得。二つ目は昨年熊本地震の影響でオートポリスでのレースができず、僕たちの勇姿をみせることができませんでした。今年はスバルBRZでファンの皆さんの前で勝つ姿をみせたいです。そして三つ目は86/BRZ Raceにも参戦するので、そこでのチャンピオン獲得。この三つの目標を立てて、スバルファンの皆さんと共に頑張りたいと思います」とコメントした。
今年は大幅にマシンの中身を変更するスバル陣営。強力なGT300のライバル相手にどのような走りを見せるのか、目が離せない。
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