ツインリンクもてぎで14日、ホンダが早くも2017年のGT500に参戦を予定している5チームのうち、2チームの体制を発表。いよいよ2017年に向けてのストーブリーグが盛り上がる中、異例の速さでの発表となった。
今回、体制発表を行ったのは2チーム。まずは活動終了が発表されたドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシングに代わる新チームとしてTEAM無限が参戦。彼らは1998年から前身の全日本GT選手権に参戦し、2000年には道上龍とともにチャンピオンを獲得。その後は参戦を休止していたが、2012年にGT300でハイブリッドシステムを搭載したCR-Zで参戦。2013年にはシリーズチャンピオンを獲得している。
マシンはまだ暫定カラーではあるが、スーパーフォーミュラと同じMOTULのロゴが大きく描かれており、神電の目もデザインされている。
監督はSF同様に手塚長孝氏が務め、タイヤはヨコハマタイヤを選択。長年ブリヂストンをメインに使用してきたホンダ勢の中では新しい選択肢を得たようだ。
ドライバーは、武藤英紀と中嶋大祐。2012年にCR-Zで参戦した時のコンビが復活することとなった。2人ともホンダのリリースでコメントを発表。武藤は「高い期待を受けるチームのドライバーを務められることはとても光栄ですし、自分の経験をチームに共有していければと思います。新チームでありゼロからの積み重ねになりますが、良い結果を残せるように全力を尽くします」とコメント。中嶋は「新しい環境で技術を磨く良いチャンスだと考えていますし、結果を残すことで新しいチームの力になりたいです」と意気込みを語った。
2チーム目は中嶋悟監督率いるEPSON NAKAJIMA RACING。こちらは、次男の大祐が離脱したところに松浦孝亮が加入。参戦4年目を迎えることになるベルトラン・バケットとコンビを組むことになる。
こちらは松浦が加入した以外は体制変更はほとんどない模様で、タイヤもダンロップのままだ。
GT300・GT500を通して長年携わってきたARTAを離れ、新天地に移った松浦は「新しいシーズンを新たなマシン、チーム、タイヤで迎えることになり、今はとてもエキサイティングな気分です。ダンロップタイヤは夏場やGT300などで結果を残しており、高いポテンシャルを持っていると思うので、自分の経験を開発にフィードバックすることで勝てるチームにしていきたいです」と意気込みを語り、バケットは「ダンロップのメカニックもタイヤとマシンのマッチングに向けて高いレベルで開発を進めてくれており、開幕戦の岡山では間違いなく昨シーズンよりも良い結果を残すことができると思っています」と自信をみせていた。
2チームは早朝のプレス発表と写真撮影などを終えた後、テスト走行には入り、来年に向けての準備を進めていた。
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