2016年のF1ワールドチャンピオンとなったニコ・ロズベルグが2日、自身のFacebookページなどで今季限りでのF1引退を発表。新チャンピオンの衝撃的な発言に、業界は騒然としている。
先日のアブダビGPでルイス・ハミルトンとの激闘の末、悲願の初チャンピオンを手にしたロズベルグ。来年以降もメルセデスから参戦し、連覇を目指すものと誰もが確信していた。
ところが、チャンピオン決定からまだ1週間も経っていないにも関わらず、自身のFacebookページで今季限りでF1を降りる旨を記したコメントを発表した。
そこでロズベルグは「レースを初めて25年、僕はF1ワールドチャンピオンになるという夢を果たした」とコメント。F1という世界最高峰のカテゴリーで、特にここ数年はチャンピオン争いにも絡む活躍を見せたが、逆にそれがプレッシャーでもあったようだ。シーズン終盤には引退のことは考えていたようで、アブダビGPのレース前には「日曜日の朝“これが最後のレースになるんだ”と考えたとき、頭の中がクリアになった。そして人生の中で最も印象に残る55ラップとなったよ。引退は月曜日の夜に決めた」とのことだ。
ロズベルグは2006年にF1デビューを果たし、初優勝は参戦111戦目の2012年中国GP。そこからチャンピオン争いにも絡むようになり、一昨年からはハミルトンの激しいレースを何度も繰り広げ、ファンを魅了してきた。
さすがに、今回の発表に関してはヨーロッパの各メディアもほとんど事前情報をキャッチしていなかった模様で、チャンピオン決定からわずか5日後の衝撃的な発表に、世界中が驚きの反応を示している。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。