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【SF】小林可夢偉、KCMGでのテスト参加理由を語るも、来季については「まだ何も決まっていない」
- 2016/11/25
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24日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーフォーミュラの合同&ルーキーテスト。今回のテストで一番の驚きだったと言えるのが、小林可夢偉がKCMGから参加したということだろう。
最終的に、テスト当日の朝になって明らかになったエントリーリスト。KCMGには可夢偉と、今季レギュラーで参戦していた中山雄一の名前があったが、結局終日ともに可夢偉がドライブした。
朝はセッション開始前にスロットル系のトラブルと抱えてしまい、約30分ほどガレージでの作業を強いられてしまったが、その後は順調に走行。午前中はウエットからドライに変わる微妙なコンディションの中で5番手。完全にドライとなった午後のセッションではトップから0.382秒差の7番手につけた。
合計6時間のテストセッションを終えた可夢偉。まず今回はルマンではなく、KCMGから参加したことについては、このように語ってくれた。
「今まで開発者と8号車しか乗ったことがなかったので、他のクルマに乗りたい(テストしたい)ということでお願いをして、KCMGで乗る機会をいただきました。朝はアクセルが戻らないトラブルがありましたが、それ以外は順調でした。全体的にそんなに悪くはなかったですが、最初は今まで経験していないクルマのバランスで乗り始めて、今まで悩んでいたことが違う方向に行きつつあるようなバランスで、そういう意味では僕が乗っていたクルマのバランスだけではないんだということは感じました」
このタイミングで、このような形で乗るとなると、やはり来季は移籍なのか?という推測もでてくるのだが、そこに関して可夢偉は「来年のことは、まだ何も決まっていないです。今回は今までとは別のクルマに乗ってみたかったというだけ」ときっぱり回答した。
2010年から日本のトップフォーミュラに挑戦しているKCMGだが、まだ優勝経験がなく、特に今年は苦戦を強いられてしまい、チームはノーポイントに終わってしまっている。今までの実績等を考えると、可夢偉にとっては来季も名門ルマンやそれに匹敵するチームでの参戦するというプランが普通かもしれない。
しかし、このシーズンオフに入って最初となるテストで、誰がどのチームに乗っているか?というのが来季のドライバーズラインナップを占うきっかけとなることは、過去の事例を見ても有り得る話だ。
いずれにしても「まだ決まっていない」とのことで、全てが明らかになるのは来年になりそうだが、ストーブリーグのキーパーソンになることは間違いなさそうだ。
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