毎回熱戦が繰り広げられているフォーミュラEのマシンが東京・丸の内に登場し、デモランイベントが行われた。
この日は丸の内仲通りアーバンテラスで「エコロジー&モビリティフェアin丸の内」を開催。その中のメインイベントとして、フォーミュラEによるデモ走行の機会が設けられた。
今回デモランを行なったのはABTシェフラー・アウディスポーツチームで活躍するルーカス・ディ・グラッシ。元F1ドライバーでもあるディ・グラッシは2014年に中国・北京で行われた記念すべき第1回大会で優勝を飾ったのを始め、2シーズン目を終えて通算13回の表彰台を獲得し、上位争いの常連メンバー。さらにアウディ・スポーツ・チーム・ヨーストからWECやル・マン24時間レースにも参戦している。
冬を思わせるような厳しい寒さとなったが、11月23日で祝日ということもあり朝から熱心なファンに加えて、たまたま丸の内を訪れていた通行人も沿道に集まり、今話題の電気自動車のフォーミュラカーが走る姿に注目を集めた。
観衆のカウントダウンと同時に走行が始まると、F1などこれまでのレーシングカーとは違って非常に静か。それでも加速時にはタイヤをホイールスピンさせ、路面にもブラックマークが残るほどの力強さをみせた。
フォーミュラEが東京でデモランを行うのは2度目。初めてこのマシンを見た人も多かったようで、落ち葉を撒き上げながら疾走するマシンに釘付けになっていた。
すでに3シーズン目に突入しているフォーミュラE。世界各都市で開催され、注目度も上がっているが日本は法律関係など様々なハードルがあり、まだ開催に至っていない。今回走行したディ・グラッシも「これが東京でのレース開催に向けて第一歩になると信じている。少しのステップではあるが、確実に正しい方向に進んだと思う。是非とも次回は“レース開催時”に訪れたいね」とコメント。少しずつ日本での開催についても実現に近づいているのではないかという話もでており、今後のフォーミュラEの動きから目が離せない。
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