2016年のスーパー耐久シリーズの第5戦が22日、岡山国際サーキットで開幕。公式予選が行われた。
全6戦で争われる2016シーズンも、いよいよ終盤戦。最高峰のST-Xクラスは開幕戦から好調のNo.24スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが、初タイトルに王手をかけてやってきた。
予選直前に雨がポツポツと降り始め、WET宣言も出される難しいコンディションでセッションがスタート。スーパー耐久では各ドライバーが20分の予選をそれぞれ担当。A・Bドライバーの合算タイムでグリッドが決められる。
ST-X、ST-1、ST-2、ST-3クラスで構成されるグループ1の予選では、セッション開始直後から大半のマシンがコースイン。雨の心配もあったためか1周目から積極的にタイムを出しに行く。そんな中、24号車は開始10分を過ぎるまでピットで待機。コース上のマシンもばらけてクリアラップがとれやすいセッション終盤を狙って集中的にタイムを出しに行った。
Aドライバーを務めた内田優大は少ないチャンスを見事に決めて1分31秒082をマーク。暫定トップに躍り出る。続くBドライバーは、チーム設立時からエースとしてけん引する藤井誠暢。こちらも残り7分30秒までピットで粘りコースイン。ほぼ一度きりといってもいいタイムアタックのチャンスを見事に掴み、チェッカー直前に1分29秒272を記録した。
これで内田との合算で3分00秒354となり、今季3回目のポールポジションを獲得。翌日の決勝は結果次第で最終戦を待たずにチャンピオンが決まるだけに、それに向けて幸先の良いスタートを切った。
2番手にはNo.70J-Fly Racing R8LMS Ultraが入り、3番手はNo.8ARN SLS AMG GT3が続いた。今回はランボルギーニの裏間GT3もNo.108CARGUYでエントリー。トップから0.602秒差の4番手とデビュー戦ながら好ポジションにつけた。
ST-1クラスは1台のみエントリーのD’station Porsche 991が総合12番手につけ、ST-2クラスは、こちらもチャンピオンに王手をかけているNo.59DAMD MOTUL ED WRX STIが今季4回目のポールポジションを獲得。
ST-3クラスはST-3クラスはNo.38MUTA Racing TWS IS350、激戦のST-4クラスはNo.86TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86、ST-5クラスはNo.88村上モータースMAZDAロードスターNDがそれぞれポールポジションを獲得した。
明日の決勝は第2戦SUGO同様に、グループ1(ST-X、ST-1、ST-2、ST-3)とグループ2(ST-4、ST-5)に分けてレースが行われる。
どちらも、3時間耐久ながらスプリントさながらの激しいバトルが展開されそうだ。
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