2016年のSUPER GT第6戦インターナショナル鈴鹿1000kmの公式予選が行われ、No.15ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ)がポールポジションを獲得した。
1年に一度の鈴鹿でのSUPER GT戦ということで、朝から多くのファンが来場。心配されていた天気も朝はパラついていたが、午後になって夏の強い日差しが顔を出し、気温30度、路面温度40度を超えるコンディションの中で予選が始まった。
まずQ1で注目が集まったのが、No.46S Road CRAFTSPORTS GT-R。前回の富士で大クラッシュを喫した千代は直前の再検査の結果、今回の出走を見送ることに。本山哲と第3ドライバー登録していた高星明誠のコンビで週末を挑むことになった。
この日がGT500仕様のGT-Rで初ドライブとなった高星だが、ミスのない走りをみせて1分48秒163をマーク。4番手でQ2進出を果たす。一方、朝の公式練習では2番手タイムを記録し、今週末も優勝候補の一角と言われていたNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは、伊沢拓也がアタックしたがタイムが伸びず13番手で敗退。またランキングトップのNo.1 MOTUL AUTECH GT-R、同2位のDENSO KOBELCO RC Fもウェイトの影響があってかQ1敗退となった。
そんな中、15号車は絶好調。朝の公式練習でトップタイムを記録すると、Q1ではターベイが1分46秒638でトップ通過を果たした。
続くQ2は15号車と46号車の戦いに。まずは本山が駆る46号車が1分47秒587を記録し暫定トップに浮上するが、武藤は0.131秒上回る1分47秒456を叩き出す。これに本山も負けじと連続でアタックするがベストタイムを塗り替えるには至らずチェッカーフラッグ。道上龍監督が立ち上げて2年目のチームが嬉しい初ポールポジションをゲットした。
2番手には46号車、3番手には12号車カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が入った。
武藤にとっては2012年の鈴鹿以来となるポールポジションで、クルマの調子が良かったのは知っていたので思いっきり行けた」と嬉しそうな表情をみせ、ターベイも参戦2年目での快挙を喜んでいた。そして道上監督は「ドライバーよりも見ている側の方が緊張した」とアタック当時のことを振り返っていたが、2人のドライバー同様に満面の笑みを見せていた。
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