2016年のSUPER GT第5戦富士。GT300クラスはNo.55 ARTA M6 GT3が今季初優勝。新型のM6 GT3にとってもSGT初優勝となった。
今回はFIA-GT3勢の活躍が目立ったGT300クラス。第2戦同様に序盤からポールポジションを獲得した55号車の高木真一がリードを広げた。しかし、今回は2番手スタートのNo.21Hitotsuyama Audi R8 LMS(藤井誠暢)が少しずつ追いつき、10周を過ぎる頃には接近。しかし、高木もしっかりと相手に隙を与えない走りでトップを死守していく。
2台の攻防が続く中、19周目にNo.22アールキューズSLS AMG GT3のアクシデントでセーフティカー導入。25周目の再スタートで一旦は持ち直すが、中盤になっても2台の攻防戦は続いた。
そのまま中盤に入り2台ともピットストップ。55号車は燃費面がネックとなっていたが、セーフティカーが幸いし給油量が少なく、36.6秒でピットアウト。21号車の前でコースに復帰した。
そこで築いたリードを使い、小林崇志が安定した走りをみせていたが、追う21号車もリチャード・ライアンが最後まで諦めず猛追。残り5周を切ったところで背後に迫りチャンスを狙う。しかし小林も必死で逃げてファイナルラップへ。
コーナー区間でなんとか凌ぎきるが、最終コーナーを立ち上がって21号車がスリップストリームについて並びかける。最後はM6のパワーがまさりトップチェッカーを受けたが、その差はわずか0.1秒。まさに鼻差のフィニッシュだった。
3位にはNo.61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が、終始力強い走りをみせ、JAF-GT勢が不利と言われている富士スピードウェイで3位表彰台をつかんだ。
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