ヤマハ発動機株式会社は1日、2016年の“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースの参戦体制を発表した。
昨年は久しぶりにファクトリー体制で鈴鹿8耐に挑戦。全日本で無敵の強さを誇る中須賀克行に加え、現役MotoGPライダーのポル・エスパルガロ、ブラッドリー・スミスを起用。必勝体制で臨み、見事ポール・トゥ・ウィン。ヤマハに19年ぶりの勝利をもたらした。
2連覇を目指す今年はさらに体制を強化。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」に加え、EWCに参戦中の「YART Yamaha Official Team」もファクトリー体制で臨むことを明らかにした。
注目のライダー体制。まずはYAMAHA FACTORY RACING TEAMは昨年同様、中須賀、エスパルガロの2人に加えて第3ライダーにはワールドスーパーバイクで活躍中のアレックス・ロウズを起用。本来ならばスミスの2年連続参戦も見たかったところだが、彼はすでに今季限りでヤマハを離れることが決まっており、その関係もあっての布陣と思われる。
ロウズは昨年ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンスから鈴鹿8耐に参戦。5位入賞に貢献している。2回目となる今回の鈴鹿ではどんな走りを見せてくれるのか、楽しみなところだ。
「YART Yamaha Official Team」はレギュラーライダーで鈴鹿8耐の経験もあるブロック・パークスに加え、全日本ロードレース選手権で活躍中の野左根航汰、藤田拓哉を起用。2人とも2015年から最高峰JSB1000にステップアップしメキメキと力をつけている。また昨年の鈴鹿8耐でも合同テストに参加し、YZF-R1の熟成にも貢献した。今年は本番で走るチャンスを手にし、どこまで上位に食い込んでくるのか、こちらも目が離せない。
超強力な布陣を揃えてきたヤマハ陣営。今年も必勝体制で鈴鹿8耐に臨む。
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