【SF】2016第2戦岡山:Q1から波乱の連続!王者石浦が開幕戦のリベンジを果たしPP獲得!

©S.Nakagawa
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 2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦岡山。注目の公式予選は大波乱の展開となった。

 前回の鈴鹿ではスピンするマシンが続出し、その影響でタイムを出せずに下位に沈んでしまうというドライバーが多かった。その対策ということもあってか、セッション開始時から新品タイヤを導入するマシンも多く、いきなり激しいアタック合戦となった。

 そんなQ1で、いきなり波乱が。前回では初のSFでのレースとは思えない安定した走りを見せていたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が電気系トラブルが発生。ギアシフトの操作が思うように機能しなくなり、セッション途中でマシンを降りることに。前回のポジションから一転し、Q1敗退となってしまった。さらに活躍が期待された小林可夢偉(SUNOCO TeamLeMans)もタイムを伸ばせずQ1で敗退。「史上最強に遅かった」と悔しい表情をにじませていた。

 続くQ2でも波乱は続く。今度は名門トムス勢が揃ってタイムを伸ばすことができず中嶋一貴は9番手、アンドレ・ロッテラーも12番手に。チーム2台ともQ3に進出できないのは開幕戦に続き2戦連続。今年からヨコハマタイヤが新しく導入されたことで、勢力図が少しずつ変わっているようだ。

 波乱に次ぐ波乱の中、ポールポジションを獲得したのは石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)。前回鈴鹿では予選Q1で不運に見舞われベストタイム抹消。決勝もポイントを獲得できず悔しいレースとなってしまった。

 今回は新品タイヤを全て予選に残しQ1でも2セット投入。万全の体制で臨み、各ラウンドでトップタイムをマーク。昨年同様、得意の岡山でライバルを圧倒した。

 2番手にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、3番手には塚越広大(REAL RACING)が続いた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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