SUPER GTを統括するGTアソシエイションは4日、熊本地震の影響で開催延期としていた2016SUPER GT第3戦オートポリス大会の今季開催中止を正式に発表した。
毎レースの決勝日に行われるGTA定例会見で坂東正明会長が明らかにした。地震の影響でオートポリスも甚大な被害を受け、路面上には亀裂が何本も確認されているほか、ピットビルの壁崩れ、柱のクラックも確認されている。この他、クリスタルルームにも大きな被害が出ているなど、修復には相当な時間がかかると見込まれている。
さらに周辺道路にも被害が出ていることから、一旦は開催延期として今後の動きを慎重に協議してきたが、オートポリスの被害状況と、夏から秋にかけてのスケジュール等の面も考慮され、今季はオートポリスでのGT開催は中止という決定が、3日の取締役会で正式決定した。
なお、代替案も同時に検討されており、オートポリス大会で実現しない1レースを他の大会の同レースウィークに組み込み、1大会2レース制という形などが協議されているとのこと。具体的な候補大会は第5戦富士(8月6・7日)と第8戦もてぎ大会(11月12・13日)とのこと。詳細は5月中に決定しGTAから発表するという。
今回の富士ではサーキット側と協力し募金箱を設置。またGTマシンに加えFIA-F4、ポルシェカップのマシンに「がんばれ熊本」と書かれたくまモンのステッカー車体に貼っている。また決勝前には犠牲になられた方へ哀悼の意を表し、30秒間の黙祷が捧げられる予定だ。
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