2016年のSUPER GT第2戦富士。GT300クラスはARTA M6 GT3(高木真一/小林崇志)がポールポジションを獲得した。
今回も29台がエントリーし、まずは14台の進出枠をかけてのQ1。午前中はトラブルでマシンを止めてしまうシーンもあった55号車だが、公式予選では他を圧倒する速さを披露。Q1を担当した高木真一が従来のコースレコードをいきなり更新。1分36秒012をマーク。同じマシンを使うStudie BMW M6もヨルグ・ミューラーが3番手につけ、BMWの新型GT3マシンが本領を発揮した。
その一方で、開幕戦岡山で大活躍したMercedes AMG-GT3勢が苦戦。No.65 LEON CVSTOS AMG-GTが18番手でQ1敗退。さらにNo.11GAINER TANAX AMG GT3も16番手となりQ1で姿を消した。
続くQ2も55号車が断トツの速さを披露。小林崇志がセッション序盤からトップタイムを記録。しかし、そこにB-MAX NDDP GT-Rのヤン・マーデンボロー、さらには開幕戦のポールシッターであるVivaC 86 MCの土屋武士もタイムを更新。激しいポールポジション争いが展開された。
一時はトップの座を奪われた55号車だったが、小林が諦めずに再度アタック。1分35秒707まで伸ばし再びライバルを引き離す。これには、土屋もマーデンボローも届かずチェッカーフラッグ。今季初のポールポジションを獲得した。2番手25号車、3番手には最終アタックでタイムを伸ばしてきたTOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一)が入った。
高木真一
「午前のセッションは何してたかな?車庫入れしてた記憶があります(笑)みなさんに迷惑かけたのに、この場所にいることが本当に申し訳ないなと思っています。原因はエンジンがふけない?3000回転を維持するような感じでした。原因がわからず予選は走ってみなければわからないという状況でした。何周か全開走行できたのですが、その時の車の状況がとても良かったので小林には伝えました。決勝は晴れそうなので、決勝の事を考えてハードタイヤを選択しました。結果的にフィーリングが良くてこのような結果で僕たちもちょっとびっくりしてる状態です」
小林崇志
「朝の走行がトラブルでインとアウトをいれて3周しか走れませんでした。その状態でQ2でいきなり新しいタイヤでタイムを出さなくてはいけませんでした。いつもはQ1を担当し、Q1ではトップをとることが多いので高木さんにプレッシャーをかけ気楽な気持ちでQ2をみているのですが、今日は高木さんがQ1トップでいつもと逆の立場になりました。朝があまり走れていない中で不安はあったんですが、チームが用意してくれた車とタイヤがコンディションにあって、テストの時とは違いすごく乗りやすく、1周目でベストがでてポールがとれて良かったと思います。いいパッケージを用意してくれたチームに感謝したいですね」
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