2016年のSUPER GT開幕戦岡山。GT300クラスの公式予選は接戦の末、No.25VivaC 86 MCがポールポジションを獲得した。
今年からQ2への進出台数が14台になったGT300クラスだが、フタを開けてみれば昨年同様に接戦の展開となった。まず15分間で行われたQ1ではNo.61SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝がリード。従来のコースレコードに迫る1分26秒560をマーク。先月ニュルブルクリンク24時間レース車両のテストで大クラッシュ。その後SGTの富士テストやスーパー耐久開幕戦を欠場。今回が久々のレーシングカーでの走行となったが、そんな事を全く感じさせない走りを披露した。一方、波乱もあり昨年のチャンピオンチームであるNo.0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎)のタイムが伸びず17番手で敗退してしまった。
続くQ2。ここでまず速さを見せたのがNo.65 LEON CVSTOS AMG-GTの蒲生尚弥。コースレコードを塗り替える1分25秒624をいきなり叩き出しライバルより一歩リード。これに迫ったのが25号車のマザーシャシー86を駆る土屋武士。最初のアタックでは1分25秒799と蒲生に及ばなかったが、諦めずに連続してアタックに突入。86MCの長所を存分に活かし1分25秒586を叩き出し逆転。ここで全車がタイムアタックを終了し、25号車が昨年の第3戦タイ以来となるポールポジションを獲得した。2番手には65号車、3番手にはNo.7 Studie BMW M6が入った。
実は25号車は、3月に行われた岡山公式合同テストでクラッシュを喫し、フロント部分が大きく破損。直後に行われた富士合同テストまでマシンの修復が間に合わなかったが、チームは諦めずに徹夜で修復。テスト2日目の早朝6時にマシンを完成させ、そのままサーキットへ。いきなり午後のセッションで3番手タイムを記録していた。その時のデータがヒントになり、今回も高いパフォーマンスが発揮できたとのこと。チーム全員で一丸となって掴んだポールポジションだった。
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