2016年のF1第2戦バーレーンGPの決勝レースが現地時間の3日に行われた。
今年はマレーシアGPが秋に移動したため第2戦の開催となったバーレーン。最近ではすっかりお馴染みとなったナイトレースで今回も開催された。
土曜日の公式予選は、様々な議論があったものの開幕戦同様に一定時間ごとに最下位が脱落していくノックアウト方式に。それでもメルセデス・フェラーリ勢は順当に勝ち上がり、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がオーストラリアGPに続きポールポジションを獲得。僚友のニコ・ロズベルグがフロントローに並び、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが2列目につけた。
注目の決勝レースだが、スタート前から波乱が発生する。フォーメーションラップ中にベッテルのマシンから白煙が上がり、なんと0周リタイア。前回のライコネンに続き跳ね馬勢は2戦連続でマシントラブルに見舞われることになってしまった。
そしてスタート。ロズベルグが好ダッシュをきめ1コーナーへ。前回同様に遅れてしまったハミルトンも2番手を死守するべく飛び込んでいくが、後方から順位を上げてきたバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)と接触。バランスを乱し順位を落としてしまった。
さらに4番グリッドのライコネンもダッシュが上手くいかず後退。いきなりライバルがいなくなり楽な展開となったロズベルグが序盤から後続を一気に引き離しリードを作っていく。2・3番手にウィリアムズ勢がつくも、ペースが上がらず早めに1回目のタイヤ交換へ。その後も上位争いに留まることができず、やっとポイント獲得というレース内容になってしまった。
直前にフェルナンド・アロンソがドクターストップで欠場と混乱があったマクラーレン・ホンダだが、代役で出場したストフェル・バンドーンが大活躍。混乱が多かった序盤で一時7番手を快走した。一方、僚友ジェンソン・バトンもポイント圏内を目指すが序盤にトラブルが発生しストップしてしまう。
スタートで遅れをとってしまったライコネンとハミルトンだが、2回目のピットストップまでには表彰台圏内までポジションを回復する。しかし20周目の時点でトップのロズベルグとの差は11秒にまで広がっており、ほぼほぼ勝負ありといった状況に。前回はミディアムタイヤを巧みに使う戦略で勝利したロズベルグだが、今回はスーパーソフトからスタートし、ソフト、スーパーソフト、ソフトとつなぐ攻めのレースを展開。最後まで後続を寄せ付けず開幕2連勝となるトップチェッカーを受けた。2位にはライコネン、3位にはハミルトンが続いた。
F1デビュー戦ながらライバルたちと互角のバトルを繰り広げたバンドーンは10位。いきなり初入賞を飾るとともに、マクラーレン・ホンダに今季初ポイントをもたらした。
次回は第3戦中国GPが4月15〜17日に開催される。
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