今年も7月28日から31日に開催される「2016コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレース 第39回大会」の記者発表会が行われた。
昨年に引き続き、東京モーターサイクルショーが開催されている東京ビックサイトで開催。ちょうど初日の一般入場開始の時間と重なったこともあり、会場には関係者はプレスだけでなく多くのファンも集まり、今年の8耐の概要を楽しみにしていた。
また特設ステージ横にはカワサキ、ホンダ、ヤマハ、スズキの参戦マシンが並んでいたほか、この日からこう開催される鈴鹿8耐とコカコーラ・ゼロのコラボCMも放映された。
毎年、必ずと言って良いほどのサプライズがある鈴鹿8耐の記者発表会。まず株式会社モビリティランドの曽田浩社長が挨拶でビックニュースが飛び込んできた。これまでFIM世界耐久選手権の1レースとしても開催され、今年はシリーズ第3戦となる予定。それが鈴鹿8耐が40回目を迎える2017年からはシリーズの最終戦になることがアナウンスされたのだ。前年の9月からシリーズを開始していくスケジュールで最終戦は鈴鹿8耐の予定。よって開催日程も例年通り7月末のままとなるとのこと。「シリーズの最終戦となることで、真夏の鈴鹿が、世界耐久王の決定する場所となる可能性が大きくなりました。あらためて世界的に価値を認められつつあるこの大会を、より価値あるものにするために、様々な企画をより進化させて参ります」と語った。
これに合わせて今年はEWCを運営するユーロスポーツ・イベントのフランソワ・リベイロ代表も来日。昨年、初めて8耐を観戦し、そのレベルの高さに感動したというリベイロ氏。「今回のスケジュール変更は鈴鹿からの希望ではなく、我々で決めた。世界最高の耐久レースである鈴鹿8耐はシリーズのフィナーレにふさわしいと思い、来年は最終戦にしていきたいと考えている」と、伝統の真夏の祭典を高く評価している様子だった。
この後は、お笑い芸人のレイザーラモンRGさん、チュートリアルの福田充徳さんも加わり、今年も参戦するライダー・チーム監督を招いてのミニトークショー。例年なら、この記者発表会で大体の体制は明らかになるのだが、昨年覇者のヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームを含めて各陣営の回答は「もう少しお待ちください」とのこと。その中で唯一3人のライダーをすべて明らかにしたのが、3年目の挑戦となるTeamGREEN。渡辺一樹、柳川明の全日本コンビは変わらないが、3人目のライダーとして、なんとレオン・ハスラムの起用を発表。これには会場にいた関係者やファンからもどよめきの声が上がった。
ハスラムは2013・2014年の鈴鹿8耐優勝メンバーの一人。その後、アプリリアを経て今年からカワサキのマシンでブリティッシュ・スーパーバイクに参戦している。2連覇を経験しているハスラムの加入は、ライバルからすれば脅威になることは間違いないだろう。
今年はどんなドラマが待ち受け、どのチーム・ライダーが8時間のチェッカーを一番最初に受けるのか。39回目の真夏の祭典が、いよいよ本格始動した。
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