【2016鈴鹿ファン感】ジュリアーノがファンに約束「いつかF1ドライバーとして戻ってくる」

©KANSENZYUKU

 3月12日に開幕した鈴鹿ファン感は2日目も大盛況。2日間合計で44,000人を動員し閉幕した。

 この日も朝から晴天となり、前日を上回るファンが来場。特にグリッド&ピットウォークではメインストレートがファンで埋め尽くされるほどの賑わいに。またポディウム上ではモータースポーツ顕彰の表彰式やサーキットクイーンの交代式も行われた。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU ©T.Yoshita/KANSENZYUKU

©KANSENZYUKU ©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 午後はスーパーフォーミュラのオープニングラップが行われ、WECのテストに参加していた中嶋一貴と小林可夢偉も到着し、デモレースに参加。今回は無料でパドックにも入れたということで、グランドスタンドと各コーナーに加え激感エリアにもファンで賑わっていた。

©KANSENZYUKU ©KANSENZYUKU

 また新型NSXや新型シビックTYPE Rも登場した「Hondaスポーツタイムハンデマッチ」では、山本尚貴が駆るNSXが45秒先にスタートしたジャン・アレジが乗るS660を猛追。その圧倒的なパフォーマンスにスタンドのファンも驚いていた。イベントとはいえ勝負には負けたくないアレジはシケインをショートカット。結果は失格となり山本が対決を制した。

 そして最後はジャンとジュリアーノ親子の競演。2日目はジュリアーノも緊張がほぐれてきたのかトークも軽快に。一部日本語も使うなど、この日もファンを驚かせていた。

©KANSENZYUKU ©KANSENZYUKU

 さらに驚いたのはF1マシンの走行。昨日は様子見で乗っているところがあったが、今日はペースアップ。あっという間にジャンを置き去りにする勢いでコーナーに入っていく。ここでもジャンは負けたくないのか2周目に逆転すると、そのままトップを死守。2日続けてジャンが先行したままチェッカーを受けた。

©T.Yoshita/KANSENZYUKU ©KANSENZYUKU

 しかし、注目の的は何と言ってもジュリアーノ。後藤久美子さんの息子ということもあるが、ファン感直前にフェラーリ・ドライバー・アカデミー入りが決定。将来F1ドライバーになる可能性も大きくなってきている。満員に埋め尽くされ、自分のために声援を送ってくれ、時にはサインまで求めてくれる。ここまで自分のことを応援してくれるファンを目の前に、「いつかF1ドライバーになって鈴鹿に戻ってきます」と約束していた。

 今年は「対決」をテーマにして行われたファン感。昨年を下回る動員数にはなってしまったが、今年も熱気あふれるイベントとなった。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 2019-2-23

    【2019F1日本GP】F1日本グランプリ 民間駐車場予約開始!

    2019年10月に開催されるF1日本グランプリの民間駐車場の予約が早くも始まった! 場所は、鈴鹿…
  2. 2019-5-12

    【2019F1日本GP】2019日本GP期間中のキャンプサイト予約受付が5月16日(木)9時からスタート

    5月19日(日)の観戦券販売開始に先立ち、レースウィーク中に利用できるキャンプサイトの予約受付が…

最近の記事

  1. Onodera RIno  10月20日、大分県のオートポリスで2024スーパーGT第7戦『…
  2. JRP  10月13日(日)、静岡県の富士スピードウェイにて全日本スーパーフォーミュラ選手権…
  3. Rino Onodera 悪天候により朝の公式練習では赤旗続出。午後の公式予選もキャンセルに…
  4. SUPER GT Rd.4 富士スピードウェイ
    Rino Onodera 約2カ月間のインターバルを挟み、2024AUTOBACS SUPE…
  5. ©️GTA 2024シーズンのAUTOBACS SUPER GT Rd.3『S…

カテゴリー

アーカイブ

SPECIAL SITE

*

*

ページ上部へ戻る