スペインのカタロニア・サーキットで開催されていたF1のプレシーズンテストは最終日を迎え、この日もフェラーリが速さを堅持。セバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。
前日のキミ・ライコネンと同様に最初の1周は導入が検討されている「ハロ」をテスト。その後も大きなトラブルなく順調に周回。1分22秒スーパーソフトタイヤで記録した。これでフェラーリは8日中5日のセッションでトップタイムをマーク。全体の総合タイムでもライコネンがトップ、ベッテルが2位という結果になった。
一部では「メディア向けのパフォーマンス」という見方もあるが、マシンが良くなっているのは明らかな様子。少なからずメルセデスとんギャップは縮まり始めているようだ。
追われる立場であるメルセデス勢は、2回のテストの中で初めて大きなトラブルが発生。トランスミッションのトラブルで午前中にルイス・ハミルトンがコース上でマシンを止めてしまった。その後、修復されて午後担当のニコ・ロズベルグが走行を再開したが、満足にタイムを出すことができず終了。いくらマイレージ稼ぎで様々なテストを行ってきたといっても、トップタイムはわずか1日のみ。背後に迫るフェラーリ勢の影を気にしている様子だった。
なお最終日は2番手にカルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)、3番手にニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が入った。
マクラーレン・ホンダはジェンソン・バトンが最終日を担当。121周を走り1分24秒714で7番手につけた。リークトラブルなどで一時は走れない日もあったマクラーレンだが、順調にマイレージを稼げた様子。ただ速さという点では一歩足りないというのが正直な印象で、Q3進出が大きな壁になりそうな雰囲気だ。
これでシーズン前のテストは全て終了。3月18〜20日にオーストラリア・メルボルンで開幕戦を迎える。
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