2016年のSUPER GT(GT500)のドライバーズラインナップ。3メーカーの先陣を切ってトヨタが体制発表を4日に都内で開催。ドライバーシャッフルの多い布陣となった。
まず昨年と変更がないのは38号車セルモの立川祐路/石浦宏明。昨年優勝はなかったもののポールポジション獲得など随所で光る走りが見られ、今年はチャンピオン候補に名乗り出る可能性も高い。39号車サードも平手晃平/ヘイキ・コバライネンのコンビで継続。元F1ドライバーのコバライネンはSGT2年目に突入。昨年最終戦でも手応えをつかんでおり、次のシーズンが楽しみと語っていただけに、不気味な存在になりそうだ。
これ以外の4チームは大幅にシャッフル。6号車ルマンは大嶋和也の新パートナーにアンドレア・カルダレッリが加入。ルマンを離れた国本雄資は19号車バンドウへ移籍。関口雄飛と組む。
2台体制のトムスも組み合わせを大きく変更。36号車伊藤大輔と昨年の全日本F3王者のニック・キャシディのコンビ。37号車はジェームス・ロシターと平川亮が組むことになった。以上の6台で今年もGT500に参戦をする。
またチームのカラーリングにも大きく影響されるスポンサー面にも動きがあった。2008年からチームルマンをサポートしていたENEOSが外れ、モータースポーツ界では有名なWAKO’Sが新たにスポンサード。カラーリングも今までのオレンジから大幅に変わる予定だ。
さらにTOM’Sの36号車も体制発表時に配られたリリースでは、スポンサーの名前も入る車両名が未定となっている。こちらも2008年からペトロナスのスポンサーを受けてきたが、これについても変わる可能性があるようだ。
そして、ドライバーズラインナップ発表の後に、2001年からトヨタ・レクサスのドライバーとしてGT500クラスを牽引してきた脇阪寿一が、GT500からの引退を発表。事前に噂は出ていたものの、こうして体制発表の場でGT500引退を表明するとは思ってもおらず、出席した関係者の中にも驚いた表情をみせた方もいた。なお、今季についてはチームルマンの監督として大嶋、カルダレッリをサポートしていくという。
今シーズンのSUPER GTは4月9・10日に開幕する。
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