2016年のF1プレシーズンテスト開催と新車発表が迫る中、オフィシャルタイヤサプライヤーを務めるピレリが1月25・26日にわたってウエットタイヤのテストを行った。
このテストにはフェラーリ、レッドブル・レーシング、マクラーレンの3チームが選ばれ、他チームとの公平さを保つため、マシン、パワーユニットともに2015年スペックで今季導入予定のパーツは一切使用禁止。またセッション中のテストスケジュールはすべてピレリが決定するというもの。与えられたテストプログラムをこなし、ウエットタイヤの評価をするのみとなった。
スプリンクラーで人工的にウエットコンディションにされたポールリカールで2日間テストを実施。合わせて659周(2,326km)を走破。トップタイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)で1分06秒750だった。
マクラーレンは、リザーブドライバーで今季スーパーフォーミュラ参戦も噂されているストフェル・バンドーンが2日間ともドライブ。初日はトラブルに見舞われたものの、2日目は100周以上走破し、全体で3番手タイムを叩き出している。
<ピレリウエットタイヤテスト(1月25・26日ポールリカール)>
1位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ、2日目担当)1分06秒750
2位ダニール・クビアト(レッドブル・レーシング、2日目担当)1分06秒833
3位ストフェル・バンドーン(マクラーレン、両日担当)1分07秒758
4位ダニエル・リチャルド(レッドブル・レーシング、1日目担当)1分08秒713
5位キミ・ライコネン(フェラーリ、1日目担当)1分09秒637
また、2016年のプレシーズン合同テストスケジュールもすでに発表されている。例年新車発表の場でも使われていた2月初旬のヘレステストがなくなり、バルセロナのカタロニアサーキットで行われる2月22〜25日と3月1〜4日の2日程のみとなる。
これにより、各チームの新車発表スケジュールも例年より3週間程度ずれ込む模様。最初のテスト直前に2016年マシンのアンヴェールとなるようだ。
<2016 F1プレシーズン合同テスト>
2月22〜25日:バルセロナ
3月1〜4日:バルセロナ
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