日産のファン感謝イベントとして恒例となっている「NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2015」が今年も富士スピードウェイで開催。3万人が来場し大盛況となった。
今年はSUPER GTでGT500・GT300の両クラスでGT-Rがチャンピオンに輝き、スーパー耐久ではST-3クラスでフェアレディZが勝利。また海外ではバサースト12時間レースで優勝を飾った他、ブランパン耐久シリーズも制するなど、国内外を通してGT-Rの強さを見せつけるシーズンとなった。
サーキットにはチャンピオンに輝いた各マシンが登場した他、ニスモフェスティバルならではとなる歴代のスカイラインGT-Rをはじめ、ル・マンやデイトナで活躍したLMカー、グループCカーが集結。とりわけ今回はスーパーシルエットのトミカスカイラインも登場。この世代を知るファンの注目を集めていた。
この日は晴天に恵まれ、霊峰富士山もきれいに姿を現すなど、絶好のイベント日和。午前中はサーキットサファリやレーシングカー同乗走行が行われた他、イベントステージではドライバートークショーも開催。GT500は最後までチャンピオン争いをし明暗を分けた1号車の松田次生/ロニー・クインタレッリと12号車の安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが隣同士のラインナップに。どうなることかと心配されたが、終始笑いが絶えないファンにとっては楽しいトークショーになった。
またサイン会なども開催され多くのファンが参加。普段はレース前でピリピリしたムードのドライバーも、この日は笑顔でサインや記念撮影に応じていた。
午後になるとコース上では歴代マシンによるデモランが開催された他、実際のレースでも行われているグリッドウォークも開催。SUPER GT、スーパー耐久、海外GT3レースで活躍するGT-RとフェアレディZによるデモレース参戦マシンがグリッドに整列。またドライバーもグリッドでマシンをバックにファンサービスに応じていた他、レースクイーンも登場。いつも以上に賑わいをみせていた。
そして、デモレースでは、GT500のGT-R勢は途中ピットストップ競争も行い、本山哲/柳田真孝の46号車MOLAがピットストップコンテストで勝利。さらにレースでもトップチェッカーを受けた12号車にピットレーン速度違反のペナルティが科せられ、こちらも46号車が勝利した。また、GT3マシンも接戦のバトルを繰り広げ、これだけ異なるカテゴリーのGT-Rが一同に介するとあって、詰めかけたファンも熱心に観戦していた。
そして、フィナーレでは今年チャンピオンを獲得したマシンとドライバーが紹介され、イベントに参加した子どもたちから花束が贈呈。そして2年連続で「チャンピオンナンバーお披露目式」も開催。まずはGT300のGEINER TANAX GT-R。アンドレ・クート、千代勝正、富田竜一郎らが張り切って10番のステッカーを剥がしたが、なんと本来キープしておく予定だった0番も一緒に剥がしてしまうハプニングも発生。それでも、皆で一生懸命貼り直し改めてGT300王者の称号である0番をお披露目した。
続くGT500も2年連続でMOTUL AUTECH GT-Rが勝ち取ったが、今季使った1番を剥がして、新しい1番を貼り直し2年連続チャンピオンを祝った。
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