10月28日に東京ビックサイトで始まった第44回東京モーターショー2015は、11月8日に閉幕。一般公開日の総来場者数は812,500人となり、前回(第43回)を下回る結果となった。
今回は例年より1ヶ月早い10月末〜11月初旬での開催。時期がずれた理由は明確にはなっていないが、11月下旬開催予定のロサンゼルス・モーターショーとのバッティングを避ける思惑があったようだ。しかし、モータースポーツシーズン真っ只中での開催ということもあってか、SUPER GTとスーパーフォーミュラのレースが重なった週末は例年と比べて来場者数も低迷気味。最終日も悪天候になったこともあってか、74,700人と大台である10万人を大きく下回った。
逆に今回印象的だったのは平日の来場者の伸び。これまで平均6〜7万人だったのが、今回は8万人弱まで達する勢いだった。これは新導入された「アフター4チケット」の効果も大きかったと見られている。
また今年は2020年の東京オリンピックを意識してか、自動運転システムの技術を紹介するブースが多く、来場者の多くも足を止めて説明を聞いたり、実際にシミュレーターで体験をしていた。しかし、例年以上にスポーツモデルの展示や、レーシングカー、特に現行のF1マシンが2台も登場し、幕張メッセ時代にもあった「カッコいいクルマ」が久々にモーターショーの場に帰ってきていたという印象だ。
次回の東京モーターショーは2017年に開催予定。記念すべき第45回開催を迎えることになる。
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