28日に開幕した第44回東京モーターショー2015。ホンダブースでプレスカンファレンスが行われ、集まった報道陣の前で八郷隆弘社長が挨拶。展示車両が紹介された。
今回のホンダは「想いを超える」というブースコンセプトで4輪、2輪車を展示。その中でも唯一市販モデルのスポーツカー2台をメインステージに揃えた。
まずは、すでに海外でアンヴェールされている新型NSXが日本初公開。ステージには約25年前に登場した初代NSXと同じ赤色の新NSXが登場。八郷社長も実際にテスト走行でステアリングを握ったとのことで「3モーターで4輪の駆動力を制御する“オン・ザ・レールの走りが、クルマとの一体感に溢れ自分の手足のように操る感覚を得ることが出来ました」とホンダが誇るスーパーカーの新モデルの魅力を紹介した。
続いて登場したのは日本での発売が決まっているシビックTYPE R。日本国内では750台限定で価格は428万円とのこと。八郷社長も「史上最高のR」と語るほどで、現在参戦中のWTCC(世界ツーリングカー選手権)のベース車両担っている他、その技術も多数盛り込まれた1台だ。日本でシビック TYPE Rが販売されるのは2010年(FD2型)以来、5年ぶりとなる。
最後に八郷社長は「ホンダのコーポレート・スローガンである“The Power of Dreams”を原動力に、世界中のお客様ひとりひとりに感動や喜びをお届けできるモビリティの実現に向け、チームホンダ一丸のなってチャレンジしていきます」と挨拶した。この2台以外にも燃料電池車「クラリティFUEL CELL」をはじめとした4輪モデルに加え、2輪モデルも多数展示される。
ただ、なんといってもホンダのフラッグシップモデルとも言える「NSX」と「シビックTYPE R」が見られるとあって、自動車ファンにとっては見逃すことができないブースとなるだろう。
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