2015年のスーパー耐久最終戦が24・25日にわたって鈴鹿サーキットで開催された。例年はWTCC(世界ツーリングカー選手権)との併催されていた関係で、クラスを分けてレースが行われる変則的なものだったが、今年は久しぶりのS耐単独開催。3時間の全クラス混走でのレースとなった。
すでにST-X、ST-2、ST-5のチャンピオンが決まっている中での最終戦だったが、総合トップ争いは白熱。序盤からフロントローの2台がトラブルで後退、さらにアクシデントも多く3度のセーフティーカー導入など荒れた展開になった。そんな中、16号車BMWと1号車GTNET GT-Rとの一騎打ちに。残り20分で再スタートが切られると1号車GT-Rを駆る吉田広樹が猛追。16号車BMWの阿部翼も必死に応戦するが、残り5分でついにトップ交替。そのまま逃げ切り73周でトップチェッカーを受けた。2位には16号車、3位には3号車BMWが入った。
ST-2クラスは59号車WRX STIが快勝、ST-3クラスはSGTで活躍中の平手晃平も乗る39号車SARD RC350が今季初優勝を飾った。ランキング首位が同ポイントで迎え熾烈を極めたST-4クラスはトヨタ86同士の激しいチャンピオン争いが白熱。93号車S2000がクラス優勝。2位には52号車埼玉トヨペット86が続き、クラスチャンピオンを獲得した。ST-5クラスは69号車フィットが優勝した。
また今回はサポートイベントとしてマセラティ・トロフェオ グランツーリスモMC2015が開催。ヨーロッパを中心に開催されていた国際格式のマセラティワンメイクレースが日本に初上陸。週末は元F1ドライバーの中野信治がゲストドライバーとして招かれ、マセラティによる白熱したレースを披露してくれた。
そしてGPスクエアには「スーパーカーコレクション」が今年も開催。フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェなど普段は見る機会も滅多にないスーパーカーが集結。ファミリー限定の乗り込み体験や子ども限定の同乗走行などが開催され、盛り上がった。両日とも天気に恵まれたためピットウォークなども大盛況。2日間合わせて21,000人のファンが来場した。
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