今季マクラーレン・ホンダでドライブしているジェンソン・バトンが、来季も同チームに残留してF1世界選手権に臨むことことが、チーム公式ホームページで正式に発表された。
今年からホンダと組んで参戦しているマクラーレンチームだが、新開発のパワーユニット導入1年目ということもあり苦戦。2009年王者であるバトンもなかなかポイントが獲得できないなど苦しいレースが続いていた。
先日のシンガポールGP終了後にF1引退を示唆する発言をしたことがきっかけで、今季限りでの引退が濃厚だろうと報道機関でも噂が飛び回り、日本GPの木曜プレスカンファレンスから彼の発言に注目が集まった。結局、鈴鹿でのレースウィークでは引退に関するコメントは一切なく終了。そしてロシアGPへと向かう1日(木)に、引退報道から一転して残留がアナウンスされたのだ。
マクラーレンCEOのロン・デニスはリリースで「この数週間、ジェンソンとは非公式な場で何度も話し合いを行い、お互いにとってベストな選択肢の探ってきた。そして、ここで正式に来季も一緒に戦えることを発表できて嬉しい」とコメント。バトンも引退報道があった数週間の状況について言及しており「この数週間は色々なことを考えたよ。でも、ロンと非常に良い話し合いができたと思っている。来年は今年より良いシーズンにしたいね」と語った。
バトンのみならず、ドライバーに関する引退報道が飛び交うのは珍しいことではないが、今回は世界各国が「引退だろう」と報道。それに伴い鈴鹿に駆けつけたバトンファンも「彼のF1での走りを観るのはこれが最後かもしれない」と思ってスタンドで観戦していた方も多かったと思う。だか結局は、来年も彼の走りが観られることになり、バトンファンとしては一安心なところだろう。
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