2015F1日本グランプリ翌日。月曜日に行われた恒例のファンミーティングは、大盛り上がりとなった。
午前10時00分のゲートオープンには、平日にも関わらず多くのファンで列ができた。すでに場内のショップやイベントスペースなどは撤収作業が行われており、その分入場範囲も制限。係員の指示に従ってGPエントランスへ移動。そこで限定配布されるウィナーズカードを手に取るファンも多くいた。
恒例のファンミーティングでのトークショーではレーシングドライバーの佐藤琢磨、松田次生の両名に加え、元フェラーリ、ブリヂストンでF1タイヤ開発などに携わった浜島裕英氏が登場。ピエール北川アナウンサーとトークショーが始まった。当初は日本GP決勝を振り返る予定だったが、トーク内容がいつの間にか脱線。今話題の「タイヤの内圧」に関する話やマシン開発、さらにメルセデスの強さの秘密などをドライバー目線、エンジニア目線からトーク。あまりにも深い話だったが、3氏ともファンに分かりやすいように噛み砕いて解説。集まったファンも時間を忘れて聞き入っていた。
こうしてあっという間に終了。そのまま、この日に合わせて開発されてきた琢磨選手も携わっている新アトラクション「Circuit Challenger」がお披露目。現行のサーキットカートに変わって来年春に登場予定のEVカートで、よりリアルな世界を体験してもらえるように変速機能や無線機能なども導入予定。琢磨選手は「女の子でも運転できるようにステアリングの重さなどもギリギリまでチューニングし、テストを重ねてきた満足したものができました。F1のサーキットをゴーカートで走れるのは世界で見ても鈴鹿だけ。多くの人にチャレンジしていただきたい」と力強く語ってくれた。
その後、浜島氏と松田選手の生解説付きプレイバック上映が行われた他、恒例のメインストレートウォークも開催。残念ながらチームのコンテナがグリッド上に置かれていたこともあり、解放エリアが制限されていたが、より近い場所からF1機材やセーフティカーなどが確認でき、参加したファンは興奮した様子だった。
こうして、24日(木)から始まったF1日本グランプリの全イベントが終了。集まったファンは「また来年」を合言葉に、サーキットを後にしていた。
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