今年も日本最高峰のソーラーカーレース「FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP ソーラーカーレース鈴鹿2015」が8月1日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
鈴鹿では毎年恒例のイベントとして続いているソーラーカーレース。今年も全国の学校や企業、団体など54チームが5クラスに分かれて参戦。灼熱の鈴鹿で熱戦を繰り広げた。
午後のFIAオリンピア、チャレンジ、ドリームクラスの5時間耐久レースでは、序盤からOSU 大阪産業大学がトップを奪いリード。このソーラーカーレース参戦もきっかけとなり、今では全日本F3選手権(Nクラス)に活躍する三浦愛が順調に周回。後続との差を広げていく。今年もライバル不在の独走劇になるかと思われたが、今年初出場となるTEAM RED ZONE(FIAオリンピアクラス)が善戦。直前まで開発されたマシンは、なんと前日のフリー走行がシェイクダウン。それでもスピード面では大阪産業大学を上回っており、レース中も4分00秒354のファステストラップを記録。1周のラップタイムだけで見ればOSUを20秒も圧倒してみせた。
しかし新車ゆえに初期トラブルが続出。ピットストップ時にもタイヤが外れないなどアクシデントが発生。最終的にOSUの先行を許す形となってしまった。
この他にも、暑さゆえにトラブルが続出したがOSUは盤石の走りでトップを快走。前年の記録を8周更新する66周を走破。最終的に2位のRED ZONEに3周差をつけ17時過ぎにチェッカー。チーム4連覇を記録。そして三浦愛自身も通算6度目となるソーラーカーレースでの優勝を飾った。TEAM RED ZONEは終盤まで粘り強い追い上げで総合2位。それでも初出場ながらFIAオリンピアクラス優勝を獲得。総合3位には芦屋大学ソーラーカープロジェクトが続いた。
今年も母校の活躍の原動力となった三浦愛。2015年の全日本F3(Nクラス)でも、3勝を挙げランキング2位。今後も活躍に期待がかかる。
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