2015年のF1第7戦カナダGPの決勝が7日、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで行われた。
5月から始まっているヨーロッパラウンドから1戦だけ北米カナダへ移動しての第7戦。予選ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトラブルによりペースを上げられず、まさかのQ1敗退など波乱も見られた。
そんな中、フロントローはやはりメルセデスの2台。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグだ。スタートも難なく決めてワン・ツーでクリアすると、ハミルトンが後続を引っ張っていく形で周回。途中からメルセデス2台がライバルとの差を広げ始め、いつもの独走パターンに持ち込む。
特にハミルトンの走りは終始安定しており、チームメイトでありチャンピオン争いでも10ポイント差のライバルであるロズベルグに全く隙を与えない。結局、ピットストップの関係は29周目のみトップを譲る形となったが、それ以外は全てラップリーダー。まさに完璧な走りで今季4勝目を飾った。
前回モナコGPではチームの戦略ミスで勝てるはずだったレースを落としてしまうという悔しい結果に。だが、今回は予選から非の打ち所のない走りをみせ、モナコでのリベンジを果たした。2位にはロズベルグ、3位にはバルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)が続いた。
モナコGPで初ポイントを獲得したマクラーレン・ホンダ勢。今回も2連連続で入賞といきたかったところだが、またしてもトラブルに悩まされフェルナンド・アロンソは44周、ジェンソン・バトンは54周を終えたところでリタイア。今回も大きな進歩は見られず苦しい週末となってしまった。
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