2015年のSUPER GT第3戦タイの公式予選が20日、ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで行われた。
朝からタイらしい暑さで、Q1開始時は気温36℃、路面温度62℃まで上昇。しかし、GT500のタイムアタック合戦は暑さ以上に激しい物になった。まずQ1では、ホンダ勢とレクサス勢が躍進。午前中は最下位に沈んでいたNo.17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/武藤英紀)が1分25秒549でトップ通過。さらにNo.19 WedsSport ADVAN RC F(脇阪寿一/関口雄飛)やNo.64 EPSON NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット)など比較的ウェイトが軽いチームが続々とQ2進出を果たした。
一方、午前中ではトップ4を独占していた日産勢は苦戦。No.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が11番手、No.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が13番手、No.24 D’Station ADVAN GT-R(佐々木大樹/ルーカス・オルドネス)が14番手と揃ってQ1ノックアウト。ホンダ勢はQ2常連だったNo.15 ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT(小暮卓史/オリバー・ターベイ)も12番手に終わり、No.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也)はわずか0.011秒差でノックアウトされた。
続くQ2も残り時間いっぱいまでタイムアタック合戦が続く。ここで速さをみせたのがNo.46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)。2年連続ポールポジションを目指し本山が1分25秒322を叩き出すが、それに対抗したのがレクサス勢だった。すぐ直後でアタックしていたNo.36 PETRONAS TOM’S RC F(ジェームス・ロシター)が1分25秒303を記録すると、最多ポール記録を保持するNo.38 ZENT CERUMO RC Fの立川祐路が0.008秒上回る。これにチェッカーが振られる周までタイムアタックが続けられるが、誰も更新することはなくセッション終了。立川が最多ポール記録を20回に伸ばした。2番手には36号車、3番手には46号車が続いた。
約1ヶ月半となったSUPER GTの予選だったが、これまで以上に僅差の展開となった。決勝レースは日本時間の21日17時00分からスタート。昨年のように予想不可能なレース展開が待っていそうだ。
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