今年も伝統のル・マン24時間レース開催まで2週間に迫った5月31日、ル・マンのサルトサーキットで公式テストが行われ、WEC第2戦でのクラッシュで負傷欠場していた中嶋一貴が復帰。1ヶ月ぶりにTS040 HYBRIDをドライブした。
先月末にスパ・フランコルシャンでのWEC第2戦に向けたフリー走行中に大クラッシュ。脊椎を損傷する怪我を負ったが、幸い神経系へのダメージはなくル・マン参戦に照準を合わせて先週岡山国際サーキットで開催されたスーパーフォーミュラ第2戦を欠場。リハビリを重ね、事故からわずか1ヶ月で復活を果たした。
この日は1号車のメンバーであるアンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミとともに計92周を走破。総合7番手タイムだったが、来週末に迫った本番に向けて貴重なデータを収集した。
また今回はリザーブドライバーとして小林可夢偉も現地入り。万が一、一貴がドライブ出来ない事態に陥った時の代役という役割だったが、テストデーでは実際に1号車のステアリングを握り4周の計時ラップを消化した。
注目のル・マン24時間レースは6月6・7日に公開車検から伝統のレースウィークがスタート。公式予選は10・11日に行われ、決勝レースは現地時間の13日15時にスタート。24時間後の14日15時にゴールを迎える。
中嶋一貴コメント(トヨタ リリースより)
「またTS040 HYBRIDの運転席に戻って来ることが出来て最高の気分です。事故の後の怪我はもう完治し、問題は全くありません。アクシデント後初めてのドライブでしたが、以前と同じレベルで走ることが出来たことに満足しています。午後のセッションは不安定な天候のために手を焼きましたが、天候が回復して来たところでタイヤ交換のタイミングを確認することが出来て大きな収穫になりました。スリックタイヤは少々の濡れにも十分な性能を発揮してくれました。また、午後のドライなコースでは、昨年ポールポジションを獲得した時と同じ確実な感覚を掴むことが出来ました。」
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