2015年のVERIZONインディカー・シリーズ第8戦の決勝がデトロイトのベルアイル・ストリートコースで行われ、佐藤琢磨(AJフォイト・レーシング)が見事2位表彰台を獲得した。
今週末はベルアイルを舞台にダブルヘッダーでのレースとなり、現地時間の30日に行われた第7戦(Race1)では今季ベストの4番手からスタート。ウエット路面の中、序盤はトップ快走のシーンもみせるが、フルコースコーション時のピットタイミングが上手く行かず8番手に後退。その後も他車との接触があり、結局11位フィニッシュと悔しい結果に終わった。
続いて現地時間の31日に行われた第8戦(Race2)。予選は悪天候によりキャンセルされ後方15番手からのスタートとなった琢磨。序盤から少しずつ順位を上げ2回目のピットストップを終えて11番手。その後はリスタートごとに順位をあげ、50周目には4番手まで浮上する。その後、前を走るマシンにブロッキングのペナルティが与えられ3番手に浮上すると、終盤の最後のリスタートでファン・パブロ・モントーヤをパス。最後は怒涛の追い上げをみせ、2013年のサンパウロ以来となる2位表彰台を獲得した。なおRace1はカルロス・ムニョス、Race2はセバスチャン・ブルデーが優勝を飾った。
2013年のロングビーチでの初優勝。その翌戦サンパウロでの2位以降、不運続きでなかなか好結果を残すことが出来なかった琢磨。今シーズンも苦戦を強いられていたが、その悪い流れを断ち切る2位チェッカーとなった。
佐藤琢磨コメント(Honda リリースより)
「本当に長いレースでした。しかし、ファンタスティックなバトルを戦えました。寒い中、サーキットでレースを最後まで見てくれていたファンの皆さんには、インディカーのバトルを楽しんでもらえたことと思います。今日は路面に油が出ていたのか、オーバーテイクが難しいコンディションになっていました。しかし、チームの考え出したピットタイミングがよかった上に、クルーたちがすばらしいピット作業を繰り返し施してくれたことで、1つずつ着々と順位を上げていくことができました。今日は何回リスタートを行ったのかを覚えていないぐらいですが、どれもエキサイティングでした。特に最後の数回でいいダッシュを決めることができ、何台かをパスしました。優勝まであと一歩でしたが、チームにとって大変よい結果を今日は残せたと思います」
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