【SF】2015第2戦岡山:公式予選は波乱の連続、石浦宏明が初ポールポジションを獲得!

©T.Yoshita/KANSENZYUKU

 2015年の全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦岡山。注目の公式予選が23日に行われ石浦宏明(No.38 P.MU/CERUMO・INGING)が国内トップフォーミュラでは初のポールポジションを獲得した。

 まずQ1では前回のポールシッターである山本尚貴(No.16 TEAM無限)がトップ通過。2位にアンドレ・ロッテラー(No.2 PETRONAS TEAM TOM’S)、3位に小林可夢偉(No.8 KYGNUS SUNOCO TeamLeMans)が続く。開幕から速さをみせている山本とロッテラーに可夢偉が追いつくという展開になるかと思われたが、Q2以降は流れが大きく変わる。

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 各車がピットアウトしアタックを始めようかというところで中山雄一(No.18 KCMG)がスピン。コース上にマシンを停めてしまい赤旗中断に。直前まで良い流れできていた可夢偉は再開後のアタックで何とか7番手を死守したが、前回優勝者のロッテラーはタイムが伸びず13番手でQ2敗退。今回はWECでのクラッシュで負傷した中嶋一貴に代わって乗り込んだ大嶋和也(No.1 PETRONAS TEAM TOM’S)もすでにQ1で姿を消しており、名門トムスが揃ってQ3進出を逃すという大波乱となった。なおQ2トップは野尻智紀(No.40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。

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 ポールポジションがかかった最終Q3。ここで抜群の速さを見せたのが石浦。Q2から0.7秒もタイムを更新。1分12秒429を叩き出した。ここまで順調にきていた野尻や山本も届かずチェッカーフラッグ。フォーミュラ・ニッポン時代から合わせて自身初のポールポジションを獲得した。2番手は野尻、3番手には山本が続いた。

 今回はQ3進出を果たした可夢偉は1分13秒083で4位。決勝での表彰台や優勝争いに向けて好位置につけた。

吉田 知弘(Tomohiro Yoshita)

投稿者プロフィール

フリーのモータースポーツジャーナリスト。主にF1やSUPER GT、スーパーフォーミュラの記事執筆を行います。観戦塾での記事執筆は2010年から。翌年から各サーキットでレース取材を重ねています。今年はSUPER GTとスーパーフォーミュラをメインに国内主要レースをほぼ全戦取材しています。
初めてサーキット観戦される初心者向けの情報コーナー「ビギナー観戦塾」も担当。

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