2015年のSUPER GT第2戦富士。GT500クラスは昨年チャンピオンのNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が驚異的な速さをみせ、1分27秒552でポールポジションを獲得した。
まずは全15台から8台に絞られる予選Q1。午前中の公式練習でエンジントラブルに見舞われ、全く走行ができなかったNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也)が真っ先にコースイン。Q1担当の山本がチェック走行を行い、予選アタックに備えた。
これ以降はいつも通り、残り時間がギリギリになるところまで各車ともにガレージ前で待機。サーキットは一瞬静かになり緊張感が高まった。そして残り8分前後になると一斉にコースイン。第1戦にも増して激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。
その中でも速さをみせたのが日産GT-R勢。特に午前中から絶好調だった1号車は松田次生がコースレコードを大きく上回る1分28秒022を記録。2番手にNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rの安田裕信が0.1秒差で迫るが、3番手以降hに0.8秒以上の差をつける圧倒的な強さをみせつけた。その一方でNo.46 S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝)がわずかの差でQ2進出を逃した他、トラブルの影響が出た100号車も満足にアタックができずQ1脱落。さらに前回岡山で見事優勝を飾ったNo.37 Keeper TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮)もウェイトハンデの影響からか14番手に沈んだ。
続くQ2。松田からバトンを受け取ったクインタレッリも他を圧倒。いきなり1分27秒675でコースレコードを更新。これでポールは確定だったが、クインタレッリは手を緩めず次の周もアタック。0.1秒さらに更新し1分27秒552。ポールポジションを確定させた。
2番手には0.3秒差で12号車、3番手にはNo.38 ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明)が入った。予選でGT-R勢が頭一つ抜け出た印象があるが、明日は500kmと長距離戦。最後まで何が起こるか分からないレースになりそうだ。
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