2015年のSUPER GT第1戦岡山。GT500クラスの公式予選はNo.37 Keeper TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ/平川亮)が獲得した。
今年からGT300のQ1とGT500のQ1との間にインターバルが設けられ、両クラスの車両が混走しないようにルール変更されセッションがスタート。まずは午前中の公式練習でマシンから炎が上がったNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)がコースイン。あれから短時間でマシンを修復させ、なんとかQ1出走。チェックを兼ねてゆっくり1周するとスタンドのファンから拍手が沸き起こり、彼らの復活を讃えた。
12号車がピットインすると、いよいよ本格的なQ1の開始。今回も一発アタックを狙い残り7分から各車がコースインしタイムアタックを行なった。その中でも速さをみせたのがレクサスRC F勢。No.38ZENT CERUMOの石浦宏明が1分19秒103でトップに浮上すると、2位にはNo.6 ENEOS SUSTINA RC F(国本雄資)、3位もNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平)。さらに4位にはNo.37 Keeper TOM’S RC F(アンドレア・カルダレッリ)とRC Fがトップ4を独占。5位以下は0.001秒を争う激戦となり、今年マシンを進化させてきたホンダ勢が振い落される結果に。中でもNo.100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT (山本尚貴/伊沢拓也)は、たった0.021秒差で脱落。新チームとして船出を果たしたNo.15ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/オリバー・ターベイ)のみがQ2進出を果たした
続くQ2。まずいち早くタイムアタックしたのはF1でも優勝経験のあるヘイキ・コバライネン。平手晃平からバトンを受け取りNo.39 DENSO KOBELCO SARD RC Fをドライブするが1分19秒932で7番手に終わった。
しかしレクサス勢の勢いは留まることはない。昨年のポールシッターである6号車の大嶋和也が1分19秒106をマーク。コースレコードも更新しトップに浮上。ライバルを圧倒した。ところが直後でアタックしていた37号車の平川亮が0.098秒上回りトップ。それを通算最多ポール記録更新を狙う38号車の立川祐路がアタックをするが、わずかに及ばず3番手。ここでチェッカーとなり、今年フル参戦のチャンスを手に入れた平川が、その期待に見事応えてポールポジションを獲得。Q2もレクサス勢がトップ3を独占した。
日産勢では午前中のトラブルから復活した12号車のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが4番手タイムを記録するが、最終コーナーで4輪全てがコース外に出ていたという裁定でタイムが抹消。繰り上がる形でNo.1 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が4位に入った。15号車ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GTはオリバー・ターベイがアタック。1分19秒841で6番手となった。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。