2015年のF1世界選手権の第2戦マレーシアGPが27日に開幕。現地時間の28日17時00分から公式予選が行われた。
毎年、東南アジア特有のスコールにより目まぐるしく天候が変わるレースになるが、今年も予選から天気に翻弄されることに。今回はマノー・マルシャも含めた20台が出走。Q1が予定通り始まるが上空には黒い雨雲がサーキットを多い、今にも雨が降り出しそうな状況だった。
ドライコンディションで行われたQ1では復帰したフェルナンド・アロンソと2戦目となるジェンソン・バトンが新生マクラーレン・ホンダで果敢にアタック。前戦よりもトップとのギャップを縮めるがQ2進出は叶わずバトン17位、アロンソ18位に終わった。
続くQ2は、雨を心配し各車がグリーンシグナル前からピット出口にスタンバイ。一斉にコースインするがセッション開始とほぼ同時のタイミングでついに雨が降りだしてしまう。なんとか早いタイミングでタイムを出そうと各車1周目から果敢にアタック。上位陣は順当にQ3へコマを進めたが、キミ・ライコネン(フェラーリ)がわずかに届かずここで脱落した。
降りだした雨は、収まることなく勢いを増し、たちまち雷も確認されるほどに。これにより天気が落ち着くまでQ3開始は見合わせることになり予定より30分遅れてスタート。逆に雨も弱まり、メルセデス勢やセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)らはインターミディエイトを選択。中でもいち早くタイムを出したのがルイス・ハミルトンで、1分49秒834をマーク。結局これがポールポジションタイムとなり通算40回目、開幕2戦連続で好位置を手にした。2番手にはベッテルが49秒台を最後に叩き出し役10戦ぶりのフロントローを獲得。3番手にはニコ・ロズベルグが続いた。
早速、雨により波乱の展開となったマレーシアGP。決勝は現地時間の15時00分(日本時間16時00分)から行われるが、スコール等が起きる可能性も十分にあるため、一層波乱の展開が待っていそうだ。
【2015F1第2戦マレーシアGP公式予選結果】
1:ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分49秒834
2:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分49秒908
3:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分50秒299
4:ダニエル・リカルド(レッドブル・レーシング)1分51秒541
5:ダニール・クビアト(レッドブル・レーシング)1分51秒951
6:マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)1分51秒981
7:フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)1分52秒473
8:ロマン・グロージャン(ロータス)1分52秒981
9:バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)1分53秒179
10:マーカス・エリクソン(ザウバー)1分53秒261
11:キミ・ライコネン(フェラーリ)
12:パストール・マルドナード(ロータス)
13:ニコ:ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)
14:セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
15:カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)
16:フェリペ・ナスル(ザウバー)
17:ジェンソン・バトン(マクラーレン)
18:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
19:ロベルト・メルヒ(マノーマルシャ)
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。