27日に東京ビックサイトで開催された2015コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレースの概要発表で、元MotoGPチャンピオンのケーシー・ストーナーが今年の8耐に参戦することが明らかになった。
参戦チームは2013・2014と2連覇を成し遂げたホンダのエースチーム「MuSASHi RT HARC-PRO」。昨年の優勝メンバーだったレオン・ハスラムが他メーカーへ移籍したこともあり、3連覇という偉業を確実なものにするためにも体制強化を決断。そこで今年初めにHRCテストライダー契約を更新したストーナーが選択肢に上がった模様だ。
残る2人は昨年同様に高橋巧とマイケル・ファン・デル・マークを継続起用。これ以上にないほど強力な布陣で8耐3連覇を目指すことになる。
残念ながら発表会に出席できなかったストーナーだが、リリースでコメントを発表。「8耐はずっと出てみたいと思っていたレースでしたが、MotoGP時代はスケジュールが合わず参戦出来なかった。だから今回の参戦が本当に楽しみ。8耐仕様のマシンはMotoGPのものと大きく異なるが、僕にとっては新たなチャレンジと和る良い機会です。7月の本番に向けてしっかりとトレーニングしていきたい」と意気込みを語った。
会場のステージに登壇した本田重樹監督は「彼は現役は退いたけど、ホンダのテストライダーとしてRC213Vの開発にも携わっています。だから速さはもちろんのこと、アスリートとしてコンディションも整っているので、期待している。ケーシーが入ることによって、今までのMuSASHi RT HARC-PROのイメージとは違ったレースをお見せ出来るのではないかと思います。」と、今回の体制についてコメント。そしてチームメイトとなる高橋は「すごく楽しみです。MotoGPバイクと8耐バイクはキャラクターが異なるので、自分の経験や情報を共有していきたい。3連覇目指して頑張ります」と意気込みを語ってくれた。
その他にも今年はヤマハがファクトリーチームを擁しワークス体制で参戦。カワサキは引き続きTeam Greenで8耐優勝を狙う。
今年は例年になく国内メーカーが力を入れている鈴鹿8耐。7月23〜26日に開催、チケットは5月10日から発売開始となる。第38回大会は例年以上に見逃すことが出来ないハイレベルな戦いが繰り広げられそうだ。
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