4月に開幕する全日本選手権スーパーフォーミュラ。開幕まで2ヶ月を切り、来週から公式合同テストが始まろうという中、各チームの体制に動きがあるようだ。
まず近藤真彦監督率いるKONDO RACINGは、3号車のジェームス・ロシターに加えてウィリアム・ブラーが4号車で参戦。チームは久しぶりに2台体制でエントリーする。またマシン名は「FUJI×D’station KONDO SF14」になることも明らかにされ、SUPER GTでサポートをしているD’stationがスーパーフォーミュラもサポートすることになるようだ。ブラーはFルノー3.5やイギリスF3で経験を積んできた若手ドライバー。F1を上回るコーナリングスピードを発揮するマシンでどんな走りを見せるのか注目だ。
一方エースのロシターはチームが2台体制となるため、マシンのセットアップなども幅が広がることが期待され、今季は優勝争いやチャンピオン争いに加わってくる可能性も十分ある。外国人ドライバー2人を起用する近藤監督はリリースで「いずれにしても念願の2台体制でチーム力強化に繋がっていると思いますので、是非応援してください」とコメント。今年はチームとしては7年ぶりの優勝も見られるかもしれない。
これに加え、ホンダ勢のTEAM無限も体制変更を発表。2013年のGP2王者であるファビオ・ライマーが急きょ契約を解除することを明らかにした。ライマーから契約条項を履行できないとの連絡を受け、チームとライマーで話し合った結果の決定とのこと。なお16号車は変わらず山本尚貴が乗り込むことに変更はなく、2台体制での参戦を目指しているという。詳しいことについては不明だが、ライマーの日本での走りを楽しみにしていたファンにとっては、少々残念なニュースになってしまった。
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