日産は28日、横浜の日産グローバル本社ギャラリーで2015年のモータースポーツ活動計画発表会を行い、今年もニスモ直系チームとしてNDDP RACINGがGT300クラスにエントリー。ドライバーは星野一樹と高星明誠が務めることを発表した。
昨年同様にゼッケン3番「B-MAX NDDP GT-R」として長谷見昌弘監督が指揮をとるチーム。主にNDDP(日産ドライバーディベロップメントプログラム)出身の若手ドライバーを起用する機会が多く、一昨年は佐々木大樹、昨年はGTアカデミー出身のルーカス・オルドネスが参戦。後にGT500ステップアップのチャンスを掴んだ。今年は2014年の全日本F3選手権ランキング3位だった高星明誠がSGT初参戦を果たす。
トップカテゴリーへの参戦が今年からということで、大勢のファンがいる前でのトークショーもほぼ初めて。緊張した表情をみせていた高星だったが「すごく光栄に思いつつプレッシャーも感じています。その中で少しずつ結果を残せていければいいなと思っています」と意気込みを語った。
そして、今年ニスモはGT3仕様のGT-Rを大幅に改良。戦闘力をアップさせて両クラスでのチャンピオン獲得を目指している。注目の改良点についてニスモの松村COOは「中速トルクを大幅に向上し燃費効率を約10%弱向上しました。また今年は前輪側の軽量化を図り重量配分を見直しましたし、ブレーキシステムも改善しました。」と説明。すでに昨年のニスモフェスティバルや今年1月の東京オートサロンで実車がお披露目されてるが、かなり戦闘力が上がっていると注目を集めている。
その新型GT-R NIMSO GT3をテストした星野は「セパンのテストも順調に進みました。今年は速さだけではなく、強さも見せられると思います。ここでは話せないことが多いですが、かなりの手応えを感じています」とコメント。
そして指揮をとる長谷見監督からは「今年は我々がバージョンアップして、テストでも良い結果が出ているので昨年一歩前にいたBMWやメルセデスに追い付き、3号車がチャンピオンになるんじゃないかと思っています」と自信満々のコメントも飛び出た。
今年はNDDPを含め4台の参戦が決定しているGT-R NIMSO GT3。GT300でのチャンピオン争いの引っ張っていくマシンになりそうだ。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。