2015年のF1プレシーズンテスト。第2回として開催されてきたバルセロナ合同テストも最終日を迎えた。
この日は朝から晴天に恵まれた1日となったが、セッションではコースオフするマシンが多く赤旗の連続に。まず朝早い段階でニコ・ロズベルグ(メルセデス)がスピンでグラベルへ飛び出す。次は午前のセッション終盤にターン3でフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が突然コントロールを失いウォールにクラッシュ。マシンは大したダメージではなかったものの、駆けつけたメディカルチームに救出され病院へ緊急搬送。意識はあり会話もできるとのことで、検査の結果でも異常は見られなかった。なお、午後はジェンソン・バトンが走行予定だったが、チームは午後のセッションはキャンセルすることを決定した。
午後には、そのターン3で今度はカルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)がクラッシュ。マシンが大きく破損し最終日の走行を終了せざるを得なくなる。そして、終盤にはフェリペ・ナスル(ザウバー)がトラブルでマシンストップと、アクシデントの多い1日となってしまった。
その中で速さを見せたのが、ロマン・グロージャン(ロータス)。前日のパストール・マルドナードのタイムをさらに更新する1分24秒067を記録した。2番手にはロズベルグ、3番手にはダニール・クビアト(レッドブル・レーシング)が続いた。
バルセロナでの4日間のうち3回トップタイムを記録したロータス勢。特に後半の2日間はスーパーソフトタイヤを履いての記録ということで、直接的にパフォーマンスが高くなったと判断しづらい部分はあるが、大きなトラブルもなく4日感で361周を走破。ヘレステストでの出遅れを着実に取り戻している様子だった。
プレシーズン合同テストは、あと1回開催予定。次回も同じカタロニア・サーキットが舞台となり2月26日〜3月1日で行われる。
【2015F1バルセロナ合同テスト(前半)4日目(2月22日)結果】
1:ロマン・グロージャン(ロータス)1分24秒067/111周
2:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分24秒321/131周
3:ダニール・クビアト(レッドブル・レーシング)1分24秒941/104周
4:フェリペ・ナスル(ザウバー)1分24秒956/73周
5:バルテリ・ボッタス(ウイリアムズ)1分25秒345/129周
6:カルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)1分25秒604/88周
7:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分26秒312/76周
8:ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分26秒591/36周
9:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)1分27秒956/20周
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