10日に青山のホンダ本社で記者会見を行なったマクラーレン・ホンダ。今回の会見のために来日しているフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが9月に行なわれる日本GPに向けて今の心境を語ってくれた。
両者ともに鈴鹿では優勝経験があるが、今年はホンダとタッグを組んでの参戦ということで、ファンからの注目度、そして期待も非常に高いものになり、彼らにとっては「もう一つのホームレース」になる。
まずアロンソは「すごくエキサイティングなものになると思う。ただ、それまでに我々はやらなければならないことがたくさんある。テストもきっちり行なってまずは開幕戦に向けての準備だ。今はこっちに注力している状態。もちろん、9月の鈴鹿は我々にとってもスペシャルなレースになるだろう。しっかりマシンのパフォーマンスを整えて110%の力を注ぎ込んで、応援に来てくれたファンをハッピーにしたい」とコメント。
同じくバトンも「フェルナンドが言ったように、鈴鹿の前にやらなければいけないことはたくさんある。そこの準備に取り掛からなければならないね。ただ、もちろん、僕にとっては特別なウィークエンドになるだろう。ホンダにとってはホームレースだし、僕の妻にとっては母国だから身近に感じるレースになると思う。日本のファンの皆さんにとっても、ホンダがF1に帰ってきたということはとてもエキサイティングなこと。良い結果が出せるよう最善を尽くしたい」と笑顔で答えてくれた。
2人のコメントにもあった通り、まずは新しいパッケージとなるマクラーレン・ホンダMP4-30を軌道に乗せていくということ。まずは開幕戦オーストラリアGPまでにどれだけパフォーマンスを上げていけるかが一番重要。
先日まで行なわれていたヘレステストでは、収穫はあったものの決して満足行く結果というわけではなかったが、チームは原因を突き止め次のバルセロナテストで前進するための準備を進めている。そして、それらの積み重ねがきっと9月のF1日本GPにつながっていくはずだ。
まだ開幕戦が始まってもいないのに鈴鹿の話をするのは時期尚早ではあるが、今年の日本GPは、例年になく見逃すことができない特別なレースウィークになりそうだ。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。