昨年SUPER GT(GT300クラス)のシリーズチャンピオンに輝いたGOOD SMILE RACING & TemaUKYOが8日、2015年仕様のマシン「初音ミクSLS」をお披露目した。
今年もチームのキックオフイベントとして、千葉県の幕張メッセで開催されている「ワンダーフェスティバル2015冬」の会場内に設けられているグッドスマイルカンパニーのステージで「GOODSMILE RACING SUPER GT 2015 2連覇決起集会」を開催。昨年チャンピオンを獲得したということもあってか、例年以上のファンがステージに前に集結。早くも熱気に包まれていた。
ステージにはエントラント代表の安藝貴範氏をはじめ、チーム監督の片山右京氏、ドライバーの谷口信輝・片岡龍也両選手も登壇。また会場には、サプライズで今年スーパーフォーミュラに参戦が決まった小林可夢偉が登場。チームの母体となっているグッドスマイルカンパニーは彼がF1のザウバーチームで活躍している頃からスポンサーとしてサポート。「今年は12年ぶりに国内のシリーズに参戦するので、SUPER GTだけでなく、スーパーフォーミュラも観に来てください」と詰めかけたファンに挨拶した。
そして注目のマシンアンベール。すでに今年はマシンをBMW Z4からメルセデス・ベンツSLSにスイッチすることを発表しており、新しいマシンに描かれる初音ミクがどのようなものになるのか、詰めかけたファンは興味津々だった。
このステージで発表されたレーシングミクサポーターズ2015の4人の手でアンベールが行なわれ、昨年までと異なる白とピンクがベースの「初音ミクSLS」が登場。ただ、今回展示されたものはカラーリング公開用の暫定車両で、実際にシーズン中に使うSLSは後日チームに届く予定となっているとのこと。
谷口は「今年2連覇するために、マシンをSLSにしました。その先の目標も見据えての2連覇をまず目指していきたいですし、昨年のように開幕戦から勢いよくダッシュしたい」とコメント。片岡も「目標はもちろん2連覇、そのためには皆さんのサポートが必要になりますので、今年も応援をよろしくお願いします。」と集まったファンに挨拶した。
最後は集まったファンと共に、「2連覇とるぞー!」という掛け声で決起集会は終了。参戦当初は痛車チームという印象が強かったGSRだが、すっかりGT300の中では名門であり強豪チーム。今年はチャンピオンという座を守るためにマシン変更という大きな決断を下したが、それが吉と出るのか凶と出るのか、4月の開幕戦岡山が非常に楽しみだ。
『記事:吉田 知弘』
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。