2月1日に始まったF1のヘレス合同テストは最終日の4日目を迎えた。この日もフォース・インディアを除く8チームが参加し、勢力的にデータ収集などが行われた。
午前中は路面が濡れていたこともありインターミディエイトタイヤを使用するチームがほとんどだったが、徐々にコンディションも回復していった。
今回は初日からフェラーリ勢が好調。2日連続でセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。その流れを引き継いだキミ・ライコネン。昨日こそ2番手だったが、最終日はさらにタイムを更新し1分20秒841。全日程の中でのベストタイムを叩き出しトップでテストを終えた。2番手はマーカス・エリクソン(ザウバー)が入り、フェラーリのパワーユニットを使用する2チームが4日連続でタイムシートの上位2つを独占する結果となった。
3番手にはルイス・ハミルトン(メルセデス)、4番手には史上最年少デビューを果たすマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)がつけた。
マクラーレン・ホンダはジェンソン・バトンが走行を担当。ピット出口でマシンが止まってしまい、メカニックの手で押し戻されるというシーンも見られたが、この日も着実に周回を重ね35周を記録。ベストタイムは1分27秒660で、トップから6.8秒遅れだが着実な手応えを掴んでヘレステストを終えた。
次回は19〜22日の4日間で、バルセロナ(カタロニアサーキット)合同テストが開催される。
【2015F1ヘレス合同テストテスト4日目(2月4日)結果】
1:キミ・ライコネン(フェラーリ)1分20秒841/106周
2:マーカス・エリクソン(ザウバー)1分22秒019/112周
3:ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分22秒172/117周
4:マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)1分22秒553/97周
5:フェリペ・マッサ(ウイリアムズ)1分23秒116/73周
6:ロマン・グロージャン(ロータス)1分23秒802/53周
7:ダニール・クビアト(レッドブル)1分23秒975/64周
8:ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分27秒660/35周
『記事:吉田 知弘』
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