今年も東京・お台場で行われた年に一度のモータースポーツの祭典「モータースポーツジャパン フェスティバル イン お台場2014」が26日(日)に閉幕。2日間での総来場者は10万7,508人となった。
2日目はアメリカのインディカー・シリーズで活躍中の佐藤琢磨が来場。ホンダブースでマクラーレン・ホンダMP4/6のエンジン始動パフォーマンスやトークショー、サイン会に参加。今年はスーパーフォーミュラのスポット参戦もなく日本のファンの前でレースを機会がないが、会場には毎年彼を追い続けている熱心なファンも大勢かけつけ、久しぶりの再会を喜んでいた。
前日同様に各ブースではドライバートークショーやタイヤ交換体験、さらにエンジン始動デモンストレーションなどが行なわれ、レーシングカーの迫力あるエンジンサウンドを聞いて会場の外にいたお客様も興味本位で会場を訪れるシーンも見られた。
また今年はデモ走行エリアも大幅に変更され、有料のスタンド席を廃止。その代わりに観覧エリアを拡大し、スタート前のマシン待機スペースも間近で見てもらえるような工夫も施されていた。
マシンの走行シーンはもちろん、普段は近くで観ることができないドライバーがマシンへ乗り込む瞬間も、ほんの数mという距離で体感することができ、サーキットならではの緊張感がそのままお台場で再現されていた。
今年も入場無料ということと、お台場で開催したということもあり、普段は全くモータースポーツに興味がないお客様も多数来場。おそらく、レーシングカーのエンジンサウンドなども初めて聞いたという方も少なくなかっただろう。都会から遠く離れているサーキットをそっくりそのまま再現するのは難しいが、今年はグリッドウォークや本番さながらのスタート進行など「現場のリアルな雰囲気」を出来る限り再現。少しだけ立ち寄ったつもりが、ついつい夕方まで1日満喫してしまったという方もいらっしゃったようだ。
国内レースでは11月8・9日にスーパーフォーミュラ最終戦が鈴鹿サーキット(三重県)で、11月15・16日にSUPER GT最終戦がツインリンクもてぎ(栃木県)で開催される。今回のモータースポーツジャパンをきっかけに、今度は是非サーキットに足を運んでいただいて、レースの本当の迫力を体感していただきたい。
『記事:吉田 知弘』
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