12日に決勝が行なわれたWEC第5戦富士で、見事なワンツー・フィニッシュを飾ったトヨタ・レーシング。木下美明チーム代表がプレスリリースで、喜びのコメントを発表している。
今シーズンは開幕戦、第2戦ともに8号車が優勝。伝統のル・マン24時間でも中嶋一貴が乗る7号車がポールポジションを獲得。レース中盤までアウディに対して優位にレースを進めていたが、深夜に突然のトラブルに見舞われリタイア。第4戦オースティンでもアウディに優勝を奪われた。
3連覇がかかった地元富士では、予選から0.001秒を争う白熱したバトルを制し8号車がポールポジションを獲得。決勝も3強の激戦になるかと思われたが、序盤に2台とも集団から抜け出すと、後は危なげなく独走。3位以下に大差をつけてフィニッシュ。まさにトヨタ・レーシングの強さが目立った1戦となった。
木下美明 チーム代表(トヨタ リリースより)
「ホームレースで1-2フィニッシュを果たしたチームとドライバーを本当に誇りに思う。ここ富士では過去2連勝を挙げているが、今年の勝利は格別だ。多くの人が、ホームレースということに特別なプレッシャーを感じるかと尋ねてきた。しかし、実際には特別なサポートを感じていただけだった。全てのファン、富士スピードウェイの方々、それから今週末にこのような勇気を与えてくれたトヨタの仲間たちに感謝したい。TS040 HYBRIDはこの週末、本当に強かった。この力を今シーズンの残り3レースでも出せるように努めたい。」
地元富士でのワンツー・フィニッシュを勝ち取り、残る目標はシリーズチャンピオンだけ。現在8号車のデビッドソン、ブエミがランキング首位を快走。期待が高まる。
『記事:吉田 知弘』
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