F1日本グランプリが開催されている鈴鹿サーキットに、ついにナイジェル・マンセルが来場。4日(土)にはトークショーやサイン会が行なわれ、約1000人ものファンが集まり、GPスクエアは熱気に包まれた。
1992年にワールドチャンピオンに輝いたマンセル。常に気迫あふれる荒々しい走りでファンを魅了。特に鈴鹿では1994年に雨の中ジャン・アレジと激しいバトルと繰り広げたエピソードもある。
今回の来場を受け、当時から鈴鹿に通っていたファンは「レッドファイブ」で有名だったウイリアムズ時代のジャケットやグッズを持ってきてトークショーに参加。中にはレプリカヘルメットをかぶるファンもいるなど、F1ブームに沸いた1990年代初頭の鈴鹿サーキットにタイムスリップしたような雰囲気が広がっていた。
またサーキットでは本人公認の「口ヒゲ」も販売。レースウィークが始まると瞬く間に売れていき、金曜で完売となるほど人気だった。実は夏のイギリスGPでスチュワードを担当したマンセルはヒゲがなくすっきりとしていたが、日本グランプリに合わせて当時を彷彿させるようなヒゲを蓄えてきてくれた。
トークショーでは、当時そのままの”おっちょこちょい”っぷりも披露。また現役時代のグッズを身につけてきてくれたファンをみて「今でも僕の事を忘れずにいてくれていたファンが、こんなに大勢いるなんて感激だよ。」と語ってくれた。
その後、木曜ピットウォークでの抽選で当たったファンがサイン会に参加。マンセルは1人1人に丁寧にサインをし、笑顔で握手。今週末の鈴鹿を楽しんでいる様子だった。また、マンセルは18時からグランドスタンドで行なわれる前夜祭にも登場する予定だ。
『記事:吉田 知弘』
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